障害のある技術者がものづくりの技を競う「全国障害者技能競技大会(アビリンピック)いばらき大会2009」が10月30日、開幕しました。15歳以上の技能者ら約270人が全国から茨城に大集合。電子機器組み立てや家具、歯科技工など21種目で日本一を競います。茨城県からは15の種目に25人が出場しています。
30日午前、ひたちなか市文化会館で開会式が行われました。47都道府県の選手団の代表が県の旗を舞台に掲げると会場は拍手で包まれました。大会名誉会長の橋本昌知事は「ものづくりの大切さを伝えてほしい」と手話を交えながら選手を激励しました。選手団を代表して、茨城県の野村寛さんと田中さと美さんが「日ごろ培った技能を発揮し、技能の魅力を県内外に広めることを誓います」と元気に選手宣誓を行いました。
31日、ひたちなか市内の総合運動公園など3か所で競技が行われました。
井手よしひろ県議は、このうち電子部品組立、電子回路接続、パソコン組立、洋裁、縫製、フラワーアレンジメント、喫茶サービス、ホームページ、DTP、ワード・プロセッサ、データベースなどの競技を視察しました。
視覚障害を乗りこえ音声対応のパソコンで作業に取り組む競技者や消しゴムのついた鉛筆でキーボードを操作する技術者など、日ごろの訓練の結果に十分に発揮しながら競技する皆さんの姿に感動しました。