参考写真 11月9日、井手よしひろ県議ら県議会保健福祉委員会は、県内調査の一環としてつくば市の東京フード(株)を訪れ衛生管理の現状などを視察しました。
 東京フードは、1967年、菓子製造業としてスタートしました。チョコレート技術をコアにした開発提案型の食品素材メーカーとして、業務用チョコレートの製造で、年70億円超の売上を誇っています。
 東京フードは、安全で安心な製品・サービスを安定して提供することをめざし、品質保証体制の実現に、全社を挙げて取り組んでいます。
 1998年には、茨城県の「HACCP普及促進モデル事業所」の認定を受けました。HACCP(ハサップ)とは、米国のNASAが宇宙食開発のために考案した、食品製造段階で起こる衛生上の危害の予防を達成するための管理基準です。
参考写真 また、東京フードでは、この管理基準に加え2002年、品質管理の国際標準規格であるISO9001の認証取得しました。
 さらに東京フードでは、製品の品質管理にも万全を期しています。製品はもとより中間製品や使用する原料に関しても徹底した品質検査を実施しています。例えば、X線探知機や、金属探知機等での異物検査体制も充実させています。
 保健福祉委員会の一行も白衣、帽子、マスクなど完全防護での視察となりました。
 原料仕入れから中間製品、完成品まで全ての行程で原材料はバーコードで管理され、不良品や賞味期限切れ等が発生しないようなシステムが確立されています。
 「食品素材を製造する東京フードにとって最大のミッションは、安全で安心な製品・サービスを安定して提供することです」との関係者のことばが印象に残った視察でした。
参考:東京フード株式会社のホームページ