参考写真 11月9日、井手よしひろ県議ら県議会保健福祉委員会は、筑西市の特別養護老人ホーム「しらとり」を訪問し、入所者を大切にする介護のあり方や障害者施設との連携など調査しました。
 特別養護老人ホーム「しらとり」は、旧下館市立の施設を継承し平成17年3月に開設され、今年10月には新設移転しました。
 建物は、南国のリゾートホテルを彷彿させる明るい設計となっています。介護職員の制服もオレンジ色のアロハシャツと陽気な雰囲気を醸し出しています。施設の経営方針として「施設らしくない施設づくり」が掲げられ、利用者の意見や要望を多く取り入れ、趣味や生涯学習的な特別活動を推進していることが特徴です。
参考写真 居室環境は、全室個室で10人を1グループとするユニットケアを採用しています。
 質疑応答では、井手県議が入所者の負担や待機者の状況、今後の施設形態のあり方などを質問しました。
 入所費用は要介護度3で収入が国民年金のみの単独世帯の場合は6万円強、住民税が課税されている子ども世帯と同居の場合は13万円弱となります。現在の待機者は約120名となっており、希望者は必要度にもよりますが1年以上は入所できません。また、今後の特養整備については、「4人部屋程度の多床室と個室のベストミックスがふさわしい」との意見が寄せられました。
 この日の視察の締めくくりには、系列の障害者施設ピアしらとりのメンバーによる「しらとりふれあい太鼓」が披露されました。
(写真上:明るいディケア用のホール、写真下:遠く筑波山が望める展望浴室を視察する井手よしひろ県議)