12月15日、井手よしひろ県議は、鹿島港の南堤防で釣り人3人が行方不明となった事故の現場調査のため、神栖市を訪れました。
3人が釣りをしていた12日は、午前中から波が高く、午後に入ると10メートルに達するような波もあったということです。夕方から、強風・波浪注意報が発令されてました。
この鹿島港南防波堤は、港湾内にL字形に延び、幅約5メートルで全長約4キロ。入り口に施錠された鉄製ゲート(高さ3メートル)が設置され、防波堤全域にわたって、関係者以外の立ち入りが禁止されています。南防波堤では、1967年の着工以来、釣り客ら65人が死亡する事故が起きています。
県鹿島港湾事務所の説明によると、防波堤の上部に敷かれている石油のパイプラインの修理などで下請け業者がゲートを出入りする際に入り込む釣り人もいるといわれています。ゲートの鍵は県鹿島港湾事務所、鹿嶋署、コンビナート内の関連企業、下請け業者などで管理しています。何者かが勝手に作った合鍵が釣り人の間で出回っているほか、ゲート両サイドの砂浜や消波ブロックを通って防波堤に入ることも出来ます。読売新聞の報道によると、「休日には釣り人が100人くらいになる時もある」と指摘されています。
鹿嶋署はたびたび軽犯罪法違反で一斉摘発を行い、注意喚起を行っています。
井手県議は、入り口のフェンス等の強化や警備の強化などを管理者である県土木部に要望しました。
3人が釣りをしていた12日は、午前中から波が高く、午後に入ると10メートルに達するような波もあったということです。夕方から、強風・波浪注意報が発令されてました。
この鹿島港南防波堤は、港湾内にL字形に延び、幅約5メートルで全長約4キロ。入り口に施錠された鉄製ゲート(高さ3メートル)が設置され、防波堤全域にわたって、関係者以外の立ち入りが禁止されています。南防波堤では、1967年の着工以来、釣り客ら65人が死亡する事故が起きています。
県鹿島港湾事務所の説明によると、防波堤の上部に敷かれている石油のパイプラインの修理などで下請け業者がゲートを出入りする際に入り込む釣り人もいるといわれています。ゲートの鍵は県鹿島港湾事務所、鹿嶋署、コンビナート内の関連企業、下請け業者などで管理しています。何者かが勝手に作った合鍵が釣り人の間で出回っているほか、ゲート両サイドの砂浜や消波ブロックを通って防波堤に入ることも出来ます。読売新聞の報道によると、「休日には釣り人が100人くらいになる時もある」と指摘されています。
鹿嶋署はたびたび軽犯罪法違反で一斉摘発を行い、注意喚起を行っています。
井手県議は、入り口のフェンス等の強化や警備の強化などを管理者である県土木部に要望しました。
危険エリア事故多発 防止策決め手なく
朝日新聞(2009/12/15)
「高波などで非常に危険です。65名の死亡者が発生しています」。釣り人3人が12日夜に行方不明になった鹿島港南防波堤は、県警などが注意喚起の看板を掲げる事故多発エリアだ。魚影が濃く、立ち入り禁止にもかかわらず「不法侵入」する釣り人が後を絶たない。相次ぐ釣り人の事故をどう防ぐか、有効な対策は見つかっていない。行方不明の3人の捜索は14日も続き、夕方、Aさんが遺体で見つかった。
事故にあったのはAさんのほか、BさんとCさん(29)。3人は会社の同僚で、12日午後5時過ぎに家を出て釣りに出かけた。同日午後9時ごろの家族への電話を最後に、連絡が取れなくなったという。
捜索は13日に続いて14日午前7時から始まった。捜索には鹿島海上保安署の巡視船2隻のほか、海上保安庁と県警のヘリコプター2機があたった。
捜索の再開を待ちきれない親族は、まだ薄暗い30分ほど前から現場そばの空き地に立ちつくした。海を見るや泣き出す女性もいた。千葉県銚子市から駆けつけたBさんの義父は「釣りを始めて半年ほどで、面白くなり始めたところだったのだろう。いい趣味だと思ったので、やめろとは言えなかったが、こんな所で釣っているとは思わなかった」と話した。
南防波堤は港から海上に約4キロにわたって突き出ている。「格好の釣り場」として一部の釣り人に人気がある。転落防止のさくや明かりはなく、夜は真っ暗になる。高波がくれば転落しかねない。事故が起きた12日夜は付近に強風・波浪注意報が出ていた。
県鹿島港湾事務所によると、1969年の開港以来、84人が転落、うち65人が死亡している。同所の土子謙治・港営・振興課長は「8月のお盆以降は海が荒れる時期で、事故も多い。遊覧船に委託してパトロールしたり、警察と協力して海上から警告するなどしてきた。それでも釣りをする人は多い」と話す。
県警などは15日朝、捜索を再開する。
(事故に遭われた方の氏名は人権保護のためアルファベットで置き換えました。写真は管理者が撮影しました)