参考写真 去る3月11日、待望久しかった茨城空港が開港しました。
 当日、離発着した計9便は、いずれもほぼ満員の状況で、約1500名の方が空の旅を楽しみました。ターミナルは、利用者や見学者、歓迎にあたる方、報道関係者などで賑わい、初日には約8000人が訪れました。
 井手よしひろ県議ら公明党県議団も、昼過ぎから約2時間空港ターミナルを視察すると共に、スカイマークの開港記念フライト「茨城=羽田」を利用し、茨城空港を実際に利用者の視点で検証しました。
 搭乗手続きから、出発ロビーを経由して、エプロンを歩いてタラップを使って搭乗するわけですが、導線が大変短く、高低差も少ないため、非常に使いやすい空港であると実感しました。ただ、荒天時の対策や利用客を安全に搭乗させるための係員の案内体制などに検討課題が残っていると思われます。
参考写真 茨城空港は、国内初の本格的LCC対応空港=バジェット・エアポートとして出発したわけですから、出発ロビーには、自動販売機など軽食や飲み物を提供できる設備が必要はないでしょうか。
 空港ターミナルに関しては、しばらくの間、一般の見学者の来訪も多くなります。他の地方空港と異なり、航空自衛隊の百里基地との共用空港であり、自衛隊機の発着も多く、航空ファンも多数訪れます。見学者の年齢層も幅広く、休憩の際の椅子席の確保が問題であうように思われました。
 さらに、夜間、茨城空港のターミナルを再視察して、この空港の大きな特徴となっています無料駐車場の警備体制に若干の不安を覚えました。11日夜も数百台の車両が駐車していました。もちろん、常駐の警備員が配置され、防犯ビデオも設置されていますが、一層の防犯体制を敷くことが必要であると実感しました。
 こうした点も踏まえ、3月17日に開催される予算特別委員会では、開港後初めて茨城空港開港に関する橋本知事の所感を質問する予定です。