3月17日、井手よしひろ県議は、水戸市の千波湖畔に建設された映画「桜田門外ノ変」オープンセットを視察しました。これは、「桜田門外ノ変」の撮影の際に使用したもので、江戸城の桜田門や周辺のお堀、彦根藩や安芸広島藩などの大名屋敷の町並みが詳細に再現されています。
 このオープンセットを使った撮影はすでに終了しており、2月20日より4月4日まで、水戸の梅祭り(観梅)に時期を合わせて、一般公開されています。
 桜田門外で水戸浪士が、時の大老井伊直弼彦根藩主を襲撃したのは安政7(1860)年3月3日。この日は、古文書などから雪が降っていたことが確認されており、原作でも雪が重要なモチーフとなっていることから、オープンセット内には一面に、真っ白な寒水石を敷き詰められています。入場者は、靴にビニールのカバーを被せる手間がかかりますが、150年前のその日にタイムスリップする異次元空間を体験できます。
 平日には700人程度、休日には3000〜4000もの観光客が訪れ、賑わいを見せています。入場料は大人800円。午前9から午後4時まで。問い合わせは電話029(244)3941:「桜田門外ノ変」映画化支援の会まで。なお、3月27、28日の両日には、このオープンセットを会場にしたコスプレ大会も開催される予定。4月4日には一旦閉鎖され、江戸城内のセットなどを展示館に改装する工事を行い、ゴールデンウィーク前には再オープンする計画です。
参考:「桜田門外ノ変」映画化支援の会