参考写真 5月12日、日立市南部を流れる瀬上川関連公共事業の地元説明会が、久慈浜交流センターで行われました。井手よしひろ県議は、日立選出の県議を代表して出席しました。
 瀬上川は、平成11年10月に集中的な降雨により7件が床下浸水、25件が床上浸水という大きな被害を出しました。その後、波除堤の増設や減衰地の設置など改修工事が行われました。しかし、平成18年10月には、低気圧と大潮の影響が重なり、2日間にわたって氾濫する出来事がありました。晴天にかかわらず、海水が逆流し道路が水で溢れる事態となり、抜本的な河川改修の必要が強調されていました。
参考写真 県高萩工事事務所では、井手よしひろ県議などの提案を受け、平成19年度に、瀬上川溢水対策技術検討委員会を立ち上げ、その改修の具体的方法について検討を続けてきました。
 その昨年5月には、1.新明橋と日立電鉄旧久慈浜駅までの間の護岸を嵩上げ、2.遡上した波を受け入れるために旧久慈浜駅構内に受水施設を設置、3.長い周期のうねりを緩和して瀬上川を遡上する波を低くするために河口部に傾斜堤を設置、の3点の対策を講じることが決定しました。
 平成20年度、新明橋から暗渠部手前までの護岸を海抜2mに43〜63cm嵩上げする工事が行われました。
 21年度から、暗渠部67mの改修工事と旧久慈浜構内に受水施設を設置する工事が始まります。現在、瀬上川は運上屋様の脇で暗渠になっていますが、旧久慈浜駅構内まで開口型の河川に改修されます。
参考写真 この工事は、日立市が進める旧久慈浜駅の東西を結ぶ道路整備、瀬上川の受水施設の地下部分に雨水用の暗渠貯水槽を整備する計画と一体的に進めることになりました。
 12日の説明会では、1)瀬上川関連事業の全体計画の進捗状況、2)東西道路の整備事業、3)雨水暗渠構造工事(第3ポンプ場)、の3点について説明がありました。
 瀬上川の改修工事は、当初計画では平成21年度より開口工事がスタートする予定でしたが、丸一年遅れて今年度よりのスタートになります。当初設計より地盤が軟弱で、交差点中心部の杭打ち深度が35メート以上必要となったために、計画自体が遅れたとの説明がありました。
 平成22年度は上流部の道路交差部を、平成23年度は下流部の川道工事を行います。
 この一体的な事業は、平成24年度の完成を目指します。総予算は約5億円程度を見込んでいます。
 事業概要の後の質疑応答で、井手県議は交差点の嵩上げによって、道路に面する民家に影響が出ないか日立市の担当者へ質しました。担当者は、「当該住民とも良く話し合い、決して迷惑の掛からぬよう対応する」と答えました。