
5月22日、妻が代表を務めるアニマルセラピーグループの公開講演会が開催されました。全国的にも有名な大木トオルさんを迎えて、「セラピードックの力…捨て犬チロリが生んだ奇跡」と題した講演会。茨城キリスト教大学看護学部の藤村真弓学部長のご厚意で、同大学の大教室をお借りしての開催となりました。茨城県獣医師会理事の宇佐美晃先生、県保健福祉部生活衛生課長村山正利氏をご来賓として向け、茨城キリスト教大学の学生、動物愛好家の方など250名を集めて、大木先生の感動的な講演に実り多い催しとなりました。

ラジオから流れるブルースのメロディーに出会い、音楽の世界に飛び込んだ大木氏。アメリカに渡り苦労を重ね、ミスター・イエロー・ブルースと呼ばれる程、音楽家として成功を収めました。
そんな大木先生は、セラピードッグの存在を知りました。日本にもそれを広めたいと思ったそうです。しかし、アメリカの動物愛護団体関係者からは、日本人だから認められないと言われました。その理由は、「日本にはペットのアウシュビッツがある。犬や猫を何十万匹も殺しているから、日本人を認められない」と、言われショックを受けました。
この言葉を深刻に受け止めた大木先生は、日本に戻ると、処分される犬や猫を減らす運動を手がけます。
動物保護センターで殺処分される直前の犬を譲り受け、セラピードッグとして訓練する取り組みを始めました。
そんな中、大木氏は一匹の犬と運命的な出会をします。千葉県松戸市で生んだばかりの子犬5頭と共にゴミ捨て場に捨てられていた後肢に障害を持つ雑種のメス犬。これがチロリです。チロリは、殺処分寸前に救助されセラピードッグ候補生を追い抜いて、第1号認定セラピードッグに成長しました。そして、数々の奇跡を生み日本のAAT(動物介在療法)の道を拓き、動物愛護法の制定に多大な影響を与えました。
セラピードッグの訓練の基本は、叱ったり、餌を与えることではありません。ひたすら“褒める”ことと、大木先生は強調。雄犬には“Good Boy!”と、雌犬には、“Good Girl!”とひたすら褒めまくります。
大木先生は、「命あるもの幸せになる権利ある!」と叫び、講演の結びとしとしました。
参考:国際セラピードック協会のHP
この言葉を深刻に受け止めた大木先生は、日本に戻ると、処分される犬や猫を減らす運動を手がけます。
動物保護センターで殺処分される直前の犬を譲り受け、セラピードッグとして訓練する取り組みを始めました。

セラピードッグの訓練の基本は、叱ったり、餌を与えることではありません。ひたすら“褒める”ことと、大木先生は強調。雄犬には“Good Boy!”と、雌犬には、“Good Girl!”とひたすら褒めまくります。
大木先生は、「命あるもの幸せになる権利ある!」と叫び、講演の結びとしとしました。
