参考写真
 茨城、栃木、群馬の3県を結ぶ高速道路として建設中の北関東自動車道が、来年4月すえに全線で開通する見通しになりました。
 北関東自動車道は、茨城県のひたちなか市から常磐道=東北道=関越道を結ぶ総延長150キロの高速道路として計画され、これまで群馬県内の一部の区間と栃木県と茨城県を結ぶ区間が開通しています。
 現在、工事が行われている群馬県の太田桐生インターチェンジと、栃木県の佐野田沼インターチェンジの間が完成すれば全線が開通します。
 東日本高速道路株式会社によると、全線開通はこれまで2011年の秋頃と計画されていましたが、工事が順調に進んだことから、来年4月すえ、ゴールデンウィーク前までには全線開通する見通しになりました。
参考写真
 北関東自動車道の完成で、水戸市と前橋市の間は、およそ2時間で結ばれ、国道を使った場合より半分以下の2時間半短縮されることになります。沿線の地域への経済効果や災害時の緊急搬送路としての役割が期待されています。
 ちなみに、群馬県太田市の太田国際貨物ターミナルから、東京港まで2時間16分掛かっていたものが、常磐道を利用すると、茨城県の常陸那珂港に1時間35分で到着できます。前橋市から成田空港までは6時間余り掛かるところが、茨城空港まで2時間強と大幅に短縮されます。