9月15日から、春秋航空の茨城=上海便が就航しました。月、水、土曜日の週3便運航の予定ですが、月曜日は防衛省との交渉がうまくいっておらず、一部便が成田発着となるなど、まだまだ課題が多いことも事実です。
 しかし、茨城=上海片道4000円という爆安価格は、こうした不安も吹き飛ばすほどの話題性があるようです。
 ブログやツイッターから春秋航空4000円の便を実際に利用した方のレポートを紹介します。
オオウライサムさんのツイッター
  • 春秋航空まとめ:1.チェックインカウンターが狭く、要員が少ない。茨城は空港規模自体が小さいが、上海の浦東空港もチェックインカウンターが2ブースしかなく、1時間くらい普通に並ぶこととなる。また、駐機場が出発ロビーからはるか離れていてバスで移動するので、搭乗券に書かれた集合時間は厳守。
  • 春秋航空まとめ:2.なので出発の2時間前には必ず空港についていたほうがいい。1時間を切っての駆け込み搭乗となると相当な冷や汗を流すことになる。また、受託手荷物が8キロに制限されている(通常20キロ)ので、重い荷物は超過料金の対象となる可能性がある。(実際に払っている人は見なかった)
  • 春秋航空まとめ:3.機内。座席以外にはトイレしか無い。目の前にはゴミ袋と緊急時のリーフレット。座席がリクライニングしないものもある。ワゴンサービスがあるが食料、飲物はすべて有料。(元、日本円のみ使用可能)。食料といっても中国のコンビニで売っているお菓子やペットボトルののみものばかり。
  • 春秋航空まとめ:4.なので,機内の大半を占める中国人団体旅行者は事前にお菓子を調達し、手荷物検査後に買った飲み物を持参してきていた。(紙コップも持ち込んできていた。)メニューにはカップラーメンもあるので、熱湯をもらうことは可能な模様。インスタントコーヒーを持って行くといいかも。
  • 春秋航空まとめ:5.CAは男性女性各2名ずつ。テレビが無いので非常時のライフジャケットのつけ方を実演で案内します。飛行中に体のほぐすための体操をします。CAが実演し、中国人客も真剣になって体操します。終わったあとにはなぜか拍手。機内が一体となる不思議な瞬間です。
  • 春秋航空まとめ:6.帰りの機内では同じく4000円チケットを買った中国人客が前に立ち、フライトの感想をマイクで話していました。このような人海戦術的なサービスはなれたものです。登場時も搭乗券(という名のレシート)を破くだけ。機内の人数確認はCAがカウンター片手に数えていました。
  • 春秋航空まとめ:7.ちなみにCAは全員中国人。片言の日本語アナウンスも何を言っているのかよく聞き取れなかったりします。いろいろ不自由は多いかもしれませんが,とにかく安く目的地に行きたいという選択肢ができたのは嬉しい限り。選んだらあとは自己責任ということで。。。(終)
  • 茨城空港について:1.現在アシアナのソウル行きと春秋の上海行チャーター便の2便が飛んでいますが、どちらも東京から行くときは東京駅八重洲口10:00発の関東鉄道の直行バスがお得。通常1000円のところ、航空機利用者は500円で乗せて行ってくれます。
  • 茨城空港に着いて:2.しかし帰りは大変。アシアナ到着便に合わせて13:10に出る東京行きのバスが実は終バス!です。アシアナ便が遅れるとそれに合わせてバスの出発も遅らせてくれますが,運良くそうなると春秋航空利用者もそのバスに乗れたりします。春秋便にもあわせてバスの増発をお願いしたい。
  • 茨城空港にについて:3.空港のコストカットは徹底している。飛行機までは歩いて搭乗。余計な設備なし、立派な売店もなし、敷地だけはでかいから駐車場は無料・・・。今までにはないスタイルの空港というより飛行場?今後便数が増えればもしかしたらLCCの聖地として大化けするかもしれないとも思う。
  • 何はともあれ上海が地理的にだけでなく心理的にも本当に近くなったことは確かだ。早くもまた行きたい病にかかっています。
春秋航空で上海へ行ってきた
開発(2010/9/20)
ネタ半分で春秋航空の4千円チケット(実際は全て込みで往復1万4千円)を購入し、15日から18日まで上海へ行ってきた。
参考写真
■春秋航空
「いやー◯◯が酷くて参りました!」的なネタになるかと思っていたのだが、行きのチェックインでだいぶ待たされた以外は、ANAなどと比べて特に劣るところもなかった。中国人スタッフの対応はちょっとそっけないが、それはしょうがない。
行きで隣の席になった中国人の老夫婦は、自分が使っていたiPhoneに興味津々で、いろいろ操作を試してもらい楽しく過ごした。地元の新聞社やフジテレビ、NHKが取材に来ていた。Twitterで@urara_ismさんが詳しく楽しいまとめを書いてくださっているので、そちらをご確認いただきたい。
東京駅からの直通バスが便利で、行きはほとんど渋滞もなかった。宝町ICから高速に乗り、70分くらいで常磐道の千代田石岡ICを降りて、そこから30分くらいで空港に着いた。茨城空港のサイトでは空港入口の正確な位置が分からなかったが、下の地図のあたりだった。