12月の選挙戦を目前に、1日数十件の要望聴取や県政懇談をこなしています。
 そこで聞かれる声は、「ひどいね、この政権は」「これじゃ日本がつぶれるよ。何とかしてよ」とか、「末期症状だね」という声です。
 特に、次から次へと繰り返される閣僚や幹部の“呆れる発言”。まさに、政権の末期状況に他なりません。
◎柳田稔法務大臣
 11月14日、広島市で開かれた法相就任を祝う会合での発言要旨。(2010/11/18読売新聞より)
 「9月17日(の内閣改造の際)新幹線の中に電話があって、『おい、やれ』と。何をやるんですかといったら、法相といって、『えーっ』ていったんですが、何で俺がと。皆さんも、『何で柳田さんが法相』と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない。触れたことがない私が法相なので多くのみなさんから激励と心配をいただいた」
 「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから。『個別の事案についてはお答えを差し控えます』と。これはいい文句ですよ。これを使う。これがいいんです。分からなかったらこれを言う。これで、だいぶ切り抜けて参りましたけど、実際の問題なんですよ。しゃべれない。『法と証拠に基づいて、適切にやっております』。この二つなんですよ。まあ、何回使ったことか。使うたびに、野党からは責められ。政治家としての答えじゃないとさんざん怒られている。ただ、法相が法を犯してしゃべることはできないという当たり前の話。法を守って私は答弁している」
◎枝野幸男行革担当大臣 
 民主党の枝野幸男幹事長代理は11月14日午後、さいたま市内の講演で、菅政権の支持率が低迷している状況について語りました。(2010/11/17産経新聞より)
 「与党になって、こんなに忙しいとは思わなかった。『政治主導』とうかつなことを言い大変なことになった。今、何よりも欲しいのは、ゆっくり考える時間と相談する時間だ。ゆっくり考え相談して、皆さんの声に応えないといけない」 「(菅)政権は拍手喝采(かっさい)してもらえる状況ではない。今の状況は、本当におわび申し上げたい」
 「この政権がどこに向かっているのか分からない。漠然とした不安が不信につながっている。政権が国民意識とずれていると受け止められているのは、かなり深刻だ」

◎仙谷由人官房長官
 11月18日、参院予算委員会での発言
 「暴力装置でもある自衛隊、ある種の軍事組織だから特段の政治的な中立性が確保されなければならない」