参考写真 1月2日、井手よしひろ県議は、時事通信社主催の「EVがひらく低炭素社会」に参加しました。
 EV=電池式電気自動車の最大のメリットは、環境に優しいということです。基本的に二酸化炭素を出しません。現在、排出される二酸化炭素の排出源の23%は運輸部門です。石油の6割を消費しているのが運輸関係です。その意味で内燃機(エンジン)からEVに移行することによって、地球温暖化対策に大いに貢献できます。
 また、EVは石油(ガソリンやディーゼル)に比べて、安い電気代で充電が出来ます。
 さらに、騒音が少ないというのがいいところです。加速もガソリン車よりもすばらしく、部品の数も内燃機の数分の一と言われています。
電気自動車 実際に乗った方に聞いてみるととにかく静かで、加速も抜群との言葉がでてきます。
 反面、デメリットとしては、電池が高価なので、自動車の価格が今のところ高いことが予想されていて、この低価格化が、最大の課題ともなっています。また、電池の寿命のほうが自動車自体の寿命よりも短いということもあって、交換しなくてはいけません。あと、1度の充電で走れる走行距離が短くなっています。一回の充電で200キロ程度の走行が現状では限界です。
 さて、こうした特徴のあるEVの普及に、県あげて取り組んでいるのが神奈川県です。神奈川県では、松沢成文知事の強力なリーダーシップで「かながわのEV普及プロジェクト」を進めています。
 その目標は2014年度までにEVを県内に3000台普及させるとことです。そのために、県独自の購入補助金を設け、自動車税や取得税を免除しました。EVシュアリングやEVタクシー、EVバス、EVバイクなどの普及啓発事業を立ち上げました。また、充電インフラの整備も進めてきました。
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 講演で松沢知事は、「私は、神奈川力を高めるために努力をしてきた。神奈川力は、先進力と共同力。他がやらないことを神奈川は挑戦する。これが先進力。神奈川には先進の自動車会社日産や三菱、電池メーカー、電気システム、工科系の大学、研究機関がある。これが共同力。こうしたすべての関係者に声をかけて“神奈川県電気自動車普及協議会”を立ち上げた」、とかたり、なぜ、神奈川がEVに力を入れるのかを力説しました。
参考:かながわ電気自動車普及への挑戦