参考写真 5月5日、井手よしひろ県議は石塚観光と茨城県社会福祉協議会共催の“宮城県災害ボランティアバス”に参加し、石巻市を訪れました。このボラバスは、先に紹介したように、日帰りで宮城県内の被災地を訪問し、被災地の復興の手伝いを行おうという企画です。日帰りで3000円(往復バス料金と昼食代、県内参加者はボランティア保険付き)という圧倒的な安さと、運営を行っている石塚観光、県社協と宮城県内災害ボランティアとのしっかりとした連携が人気を呼び、全国から希望者が殺到しています。
参考写真 井手県議は、早朝5:30に那珂市役所前に集合。石塚観光の大型観光バスに乗り込みました。この日の参加者は80人で、2台のバスに分乗して石巻市に向かいました。
 車中でボランティアバスのガイダンスが行われました。添乗していた石塚観光の綿引薫社長が、「私たちのボラバスは、無理をせずに今日やれることをやる。出来る仕事を丁寧にやる、と言う精神で行きたいと思います。このボラバスを、私たちは『さわやかな風作戦』と名付けました。被災地の方に心地よさを残すような活動をしてまいりたい」と、挨拶をしました。往路は高速道路も空いており、予定通り10:00に石巻市大街道の温泉施設の駐車場に到着し、早速、作業の準備にかかりました。
参考写真 地元受け入れのNPOのリーダーより、今日の作業場所や手順の指示を受け、徒歩で作業場所に向かいました。割り当てられた作業は、住宅街の側溝の泥さらい。津波が押し寄せた地域のため、側溝に油混じりのヘドロが30センチ近く堆積し、全く雨水が流れなくなってしまっています。約200メートルの間の側溝を80人掛かりでヘドロを撤収しました。
参考写真 鼻を突く異臭と油が混じり堅くなった泥との格闘でしたが、午前中1時間半、午後2時間半の計4時間ほどの作業で土嚢200袋以上のヘドロを掻き出しました。
 茨城のボラバスの作業を、地域の住民も非常に好意的に迎えてくださり、水やトイレを提供してくださったり、パンの差し入れをいただいたりしました。
 作業は3時過ぎに終了し、現場をきれいに清掃し、本日の“さわやかな風”作戦を完了しました。
参考写真 ボラバスを運行する石塚観光の綿引社長は「ボランティアが少なくなるゴールデンウィーク開けが本当の勝負。赤字でも復興を見届けるまでバスを送り出したい。他のバス会社や旅行業社が、商材としてもっとたくさんのボランティアバスをl企画してもらいたい。それで、被災地に人が集まれば、ボラバスの先鞭を付けた者としてこれ以上にうれしいことはない」と、帰りの車中で話していました。
参考写真 ボラバスという取り組みは、今回の東日本大震災という広範囲の被災地を復興させていくためにキーワードとなると確信します。行政機能に大きな損失を与えられた被災地は、ボランティアを受け入れる余力をなくしています。反面、無秩序な個人ボランティアや物見遊山の観光客が多く流入すれば、復興の妨げになるだけです。行政機関は、民間のボラバスという取り組みを積極的に支援する枠組みを整備する必要があります。その具体的方策を思いつくまま列記してみたいと思います。
  • 東北道、常磐道などを無料化する方針が示されていますが、被災地の方やボラバス、資材運送用の車両などに限定して無料化すべきです。ボラバスが渋滞で移動に支障をきたすことは極力避けるべきです。
  • 各県または市町村の社会福祉協議会にボラバスの窓口を開設し、高速道路の無料通行証、ボランティア保険の無償加入、バス運行費の補助を行うべきです。
  • 会社単位や学校(大学、専門学校、高校)単位などのバスボラを行政が積極的呼びかけるべきです。
  • 被災地の受け入れに関しては、全国の自治体が支援をする枠組みを早期に構築すべきです。東北三県については、担当県を決めて地元以外の自治体の担当者が交代で受け入れる仕組みを作る必要があります。