放射線量は通常より高い水準、健康にはほとんど影響なし
5月11日、茨城県は県内すべての市町村で放射線量の測定を行い、12日県のホームページでその結果を公表しました。
いずれの地域も通常より高い値となりましたが、茨城県は健康への影響はない水準としています。茨城県は、福島第一原発事故を受けて、これまでに放射線量を測定していなかった市町村を含む44市町村すべてで放射線量を測定することを決定。県のモニタリングカー、原子力研究機関が有するモニタリングカー、計測器メーカーから供与された線量計などを活用して、県内一斉に測定を行いました。
それによりますと、1時間あたりの放射線量は、最も高かったのが取手市で0.236マイクロシーベルト、最も低かったのは神栖市で0.077マイクロシーベルトとなりました。
原発事故の前の県内の平均的な1時間あたりの放射線量は0.03〜0.05マイクロシーベルト程度で、いずれの地域でもこの数値を上回っています。
NHKの取材によると、県原子力安全対策課は、「文部科学省などが示した校庭や屋外での活動を制限する目安は1時間あたり3.8マイクロシーベルトとされ、いずれの地域もその10分の1以下であることから健康への影響はない水準」と、説明しています。
5月11日、茨城県は県内すべての市町村で放射線量の測定を行い、12日県のホームページでその結果を公表しました。
いずれの地域も通常より高い値となりましたが、茨城県は健康への影響はない水準としています。茨城県は、福島第一原発事故を受けて、これまでに放射線量を測定していなかった市町村を含む44市町村すべてで放射線量を測定することを決定。県のモニタリングカー、原子力研究機関が有するモニタリングカー、計測器メーカーから供与された線量計などを活用して、県内一斉に測定を行いました。
それによりますと、1時間あたりの放射線量は、最も高かったのが取手市で0.236マイクロシーベルト、最も低かったのは神栖市で0.077マイクロシーベルトとなりました。
原発事故の前の県内の平均的な1時間あたりの放射線量は0.03〜0.05マイクロシーベルト程度で、いずれの地域でもこの数値を上回っています。
NHKの取材によると、県原子力安全対策課は、「文部科学省などが示した校庭や屋外での活動を制限する目安は1時間あたり3.8マイクロシーベルトとされ、いずれの地域もその10分の1以下であることから健康への影響はない水準」と、説明しています。
ここで、放射線の基準値について補足しておきたいと思います。
国の原子力安全委員会が暫定的な目安とした原子力発電所等の事故後の復旧時に一般人に許容される放射線量の上限は、1 年間に20ミリシーベルトです。1時間あたりに換算すると、1 時間に3.8マイクロシーベルトとしています。
1時間あたりの放射線量のを年間線量に換算する条件を、国は以下のようにしめしています。
前提条件は、◎1日8時間屋外で、16時間屋内で居住(滞在)する、◎屋内被爆は屋外の40%とする。
したがって、年間被爆量の計算は、(8時間×1時間線量+16時間×1時間線量☓40%)☓365日という式で求められます。
11日の測定で最高値を示した取手市の1時間あたり線量は、0.236マイクロシーベルト/時間です。年間線量に換算すると、1.24ミリシーベルトとなります。
参考:県内31市町村における放射線量率測定結果
参考:県内固定局の放射線量率測定結果
参考:北茨城市・高萩市・大子町・鹿島港での放射線量率測定結果
国の原子力安全委員会が暫定的な目安とした原子力発電所等の事故後の復旧時に一般人に許容される放射線量の上限は、1 年間に20ミリシーベルトです。1時間あたりに換算すると、1 時間に3.8マイクロシーベルトとしています。
1時間あたりの放射線量のを年間線量に換算する条件を、国は以下のようにしめしています。
前提条件は、◎1日8時間屋外で、16時間屋内で居住(滞在)する、◎屋内被爆は屋外の40%とする。
したがって、年間被爆量の計算は、(8時間×1時間線量+16時間×1時間線量☓40%)☓365日という式で求められます。
11日の測定で最高値を示した取手市の1時間あたり線量は、0.236マイクロシーベルト/時間です。年間線量に換算すると、1.24ミリシーベルトとなります。
参考:県内31市町村における放射線量率測定結果
参考:県内固定局の放射線量率測定結果
参考:北茨城市・高萩市・大子町・鹿島港での放射線量率測定結果