参考写真 日立市では5月12日より、市内10箇所で放射線量の計測を始めました。
 日立市内には、大沼町(大沼小学校校庭)と久慈町(久慈中学校校庭)の2箇所に県のモニタリングポストが設置され、10分ごとの観測結果が常時公表されています。しかし、小さな子どもさんを持つ保護者からは、地域ごとのきめ細やかな情報がほしいという要望が寄せられ、日立市では携帯型の線量計(堀場製作所Radi・PA−1000)を使い、ほぼ市内を網羅す範囲で測定を始めました。週に一度、地表面、地表高50センチ、1メートルで計測し、結果をホームページで公開しています。
 19日の測定結果は、地上高50センチで最高値が0.393マイクロソーベルト/時(山部小学校)、最低値が0.129マイクロシーベルト/時(中里小学校)となっており、国の基準3.6マイクロソーベルト/時未満という基準を下回ってます。(福島県における文部科学省・厚生労働省屋外活動の放射線安全基準値:小学校・幼稚園の校庭(園庭)地上高50センチにおいて,3.8マイクロソーベルト/時未満)
 市内では、一般的に南部より北部が、山側より海岸側が線量が高くなる傾向があるようです。12日の結果と19日の結果を比べると、大久保保育園を除く9箇所で線量の低下が確認されています。放射性物質が地表面に付着していると考えられ、地表面の線量が一番高く、測定高が高くなるにつれて線量は低下しています。
参考写真
参考:日立市内の空間放射線量測定について