参考写真 5月26日、厚生労働省厚生科学審議会感染症分科会・予防接種部会は、ポリオ(小児まひ)の予防接種で、「不活化ポリオワクチン」を平成24年度中に導入することを決定しました。
 厚労省は、「ジフテリア・百日ゼキ・破傷風(DPT)」とあわせた4種混合ワクチンとして、国内4社(化学及化血清療法研究所、北里研究所、阪大微生物研究所、武田薬品)に対して、不活化ポリオワクチンの開発促進を要請。現在、開発が進められており、平成23年末に順次承認申請が行われることを明らかにしました。
 薬事法に基づく薬事承認審査が迅速に進められれば、早くて平成24年度中にDPT−lPV(ジフテリア・百日ぜき・破傷風・不活化ポリオワクチンの4種混合ワクチン)の接種が開始される見通しとなりました。
 また、DPTワクチンを既に接種している人がDPT−IPVを接種すると、DPTワクチンの過剰接種となる懸念があるため、IPV単独のワクチンを国内で開発すべきだと提案し、了承された。単抗原のポリオ単独ウクチン(IPV)についても、開発を進めることも決定しています。現在、IPVの開発はまだ始まっていません。厚労省、経口生ワクチン(OPV)から.DPT−IPVへの移行を円滑に進めるため、lPVが国内で使用できるよう開発を進めるべきと説明。DPT−IPVの導入時期にあわせるため、開発力のある企業に打診し、出来る限り早期こ導入できるよう検討していくことで、予防接種部会の了承を得ました。
 こうした経過を経て5月31日、サノフイパスツール(株)社が、IPVの国内での開発を決定したと発表しました。厚労省は、DPT−IPVの導入から近い時期を目指して、国内で使用できるよう開発を進めるとしています。
 国内では現在、経口生ワクチン(OPV)での予防接種が進められているが、生きたウイルスを使っているため、接種後にまひなどの症状が出るケースがあるとされています。このため厚労省では、OPVからIPVへの切り替えを進めています。
参考:厚生労働省厚生科学審議会感染症分科会・予防接種部会の資料(2011年5月26日)