参考写真 6月4日、第8回公明党茨城県本部大会が水戸市内で開催されました。この日の大会は、2年に一度の県本部役員を選出する人事大会であり、統一地方選を完全勝利した公明党茨城県本部が次の戦いへ新たな出発をする節目の大会です。
 冒頭、大会議長に選出された小野泰宏つくば市議は、「私ども公明党議員は、この度の東日本大震災で自ら被災しながらも市民の皆様の下へいち早く駆けつけ、支援物資の搬送などに奔走してきました。今ほど地域に根ざし住民の声を受け止める力が問われているときはなく、まさに非常時こそ大衆とともにの立党精神で現場の要望を聞き、公明党のネットワークが活かされ、本領が発揮されているときはないと思います。更に、これまで公明党が推進してきた学校の耐震化やドクターヘリの推進によって、どれだけ多くの尊い命が救われたことか、私たちのやってきたことに間違いはなかったと確信いたします。一方、民主党政権は現場感覚に疎く、菅総理の初動対応の遅れに加え、政府の説明が二転三転し挙句の果てには原発事故の重大な情報が相次いで遅れて出てきており、国民の現政権に対する信頼は全く失われています。菅総理には任せられません。断固ノーを突きつけ、日本の復興に全力をあげていくための県本部大会として参りたいと存じます」と、大会の意義を強調しました。
 石井啓一県本部代表の挨拶、来賓祝辞、山口那津男党代表、橋本昌知事からのメッセージ紹介の後、県本部役員の選出を行いました。その結果、公明党茨城県本部の新体制が以下のように決定しました。

公明党茨城県本部役員体制
県本部代表石井啓一(衆議院議員・再任)
代表代行井手義弘(県議・新任)
幹事長高崎進(県議・新任)
副幹事長伊藤充朗(水戸市議・再任)
田村佳子(県議・再任)
八島功男(県議・新任)

 再び登壇した石井県代表は、「中途半端な形で“辞める”と宣言した首相が今後のことに責任を持って仕事ができるのかどうか。極めて無責任な対応に他ならない。菅首相は自らの発言に恥じない責任ある対応が取れるかどうか、今後も厳しく見守っていく。今後、参院での問責決議案提出を検討していく。法的効果は定まっていないが、政治的な責任を問う重要な手段だ。政権の取り組みをしっかり見た上で結論を出す」と、民主党政権への対応を語りました。
 新任役員を代表して挨拶に立った井手代表代行は、「公明党茨城県本部の実力を高めたい。私たちの力は、量と質との相乗効果で決まる。今まで、幹事長として票の拡大、議席の拡大という量の拡大に全力を挙げてきた。これからは、代表代行という使命をいただき、質の充実を図っていきたい。一人ひとりの議員としての力を強くするために、皆さんと力を合わせて頑張っていきたい」と、抱負を語りました。
石井啓一衆院議員が代表再任
常陽新聞(2011・6・6)
公明党県本部、幹事長に高崎進県議
公明党県本部の定期大会が4日、水戸市千波町の県総合福祉会館で開かれた。役員人事では代表に石井啓一衆院議員(比例北関東)を再任、幹事長に高崎進県議(水戸市区)を選出する議案が承認された。
 16年間幹事長を務めてきた井手義弘県議(日立市区)は代表代行、前期で県議を引退した足立寛作氏(土浦市区)は顧問に就任した。副幹事長は伊藤充朗水戸市議、田村桂子県議(つくば市区)、八島功男県議(土浦市区)の3氏。任期はいずれも2012年11月まで。
 石井氏は冒頭、「東日本大震災では今も10万人が避難所暮らしをしている。政治は結果責任でスピード感のない菅内閣は信任に値しない。民主党内の対立と混乱は深まっており、菅首相もいったん退陣を口にした以上、急速に求心力が弱まっている」と、内閣不信任案提出の経過を説明するとともに菅内閣を厳しく批判。
 再選後のあいさつでは、「2013年は政治決戦のスタートの年。大勝していきたい」として、統一地方選に続いて行われる県内の地方選、来年の参院選などに向け協力を呼び掛けた。