6月27日、井手よしひろ県議ら茨城県議会公明党議員会は、橋本昌県知事に対して「東日本大震災の被災者支援及び復旧・復興支援のための高速道路の無料開放に関するに緊急要請」を行いました。
6月20日から始まった東日本大震災の被災者支援及び復旧・復興支援のための高速道路の無料開放について、その運用方法や対象区間について利用者からの批判が高まっています。
対象区間の南端である水戸インターならびに那珂インターの出口では、一般レーンに並ぶ被災者の車列が本線上に伸び、一時は3キロ以上に及んでいます。
東日本高速道路(NEXCO東日本)は、一般レーン数を増やし、誘導員を多数配置するなど様々な対策をとりましたが、り災証明書(または被災証明書)と免許証との確認などに手間取り、利用者の増加に追いついていないのが現状です。
また、その対象路線が、水戸インター以北の常磐道であることにも疑問の声が多数寄せられています。津波による1400件以上の被害を被った大洗町や、那珂湊の市街地に甚大な被害が出たひたちなか市の住民が利用する北関東道が対象外となっているため、同じ被災者間に格差感が広がっています。さらに、福島原発の風評被害のために、夏の海水浴客や買物客の目減りが懸念される中、観光客の確保のためにも北関東道を対象としてほしいとの要望が寄せられています。
6月20日から始まった東日本大震災の被災者支援及び復旧・復興支援のための高速道路の無料開放について、その運用方法や対象区間について利用者からの批判が高まっています。
対象区間の南端である水戸インターならびに那珂インターの出口では、一般レーンに並ぶ被災者の車列が本線上に伸び、一時は3キロ以上に及んでいます。
東日本高速道路(NEXCO東日本)は、一般レーン数を増やし、誘導員を多数配置するなど様々な対策をとりましたが、り災証明書(または被災証明書)と免許証との確認などに手間取り、利用者の増加に追いついていないのが現状です。
また、その対象路線が、水戸インター以北の常磐道であることにも疑問の声が多数寄せられています。津波による1400件以上の被害を被った大洗町や、那珂湊の市街地に甚大な被害が出たひたちなか市の住民が利用する北関東道が対象外となっているため、同じ被災者間に格差感が広がっています。さらに、福島原発の風評被害のために、夏の海水浴客や買物客の目減りが懸念される中、観光客の確保のためにも北関東道を対象としてほしいとの要望が寄せられています。
こうした現状を直視し、井手県議らは無料開放制度の見直しと対象区間拡大を国に働きかけるよう、橋本知事に求めました。
要請書を受け取った上月副知事は、「大洗やひたちなかの被災者の不公平感は良く理解できました。出口での混乱解消は、料金所職員の慣れや誘導員の増強などを国やネクスコに求めていきたい」と応えました。
要請書を受け取った上月副知事は、「大洗やひたちなかの被災者の不公平感は良く理解できました。出口での混乱解消は、料金所職員の慣れや誘導員の増強などを国やネクスコに求めていきたい」と応えました。
<要請事項>
- 東日本大震災の被災者支援及び復旧・復興支援のための高速道路の無料開放について、一般出口の拡充、出口での事務処理を円滑化、誘導員などの増強を図り、渋滞の解消策を講ずること。
- 出口での確認作業を簡素化するため、ナンバープレートによる被災地車両確認による無料開放などを検討すること。
- 無料開放の対象区間を常磐道岩間インター以北に変更し、北関東道の友部ジャンクションから水戸南インター間および東水戸道路を対象区間に加えること。さらに、県にあっても常陸那珂有料道路を無料開放すること。