県議会文教治安委員会県外調査<2日目>
防災科研兵庫耐震工学センターを現地調査
明石市立二見西小学校で聴き取り調査
兵庫県立美術館を視察

県議会文教治安委員会の県外調査で、「兵庫県立美術館」を訪れました。兵庫県立美術館は、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、HAT神戸(震災後、21世紀の都市文明を先導する都市空間として整備された神戸東部新都心の愛称)に、平成14年4月に開館しました。前身、兵庫近代美術館です。その基本的なコンセプトは「文化の復興」と「21世紀のまちづくりの拠点施設」。美術を中心とする芸術活動の積極的な展開を通じて、21世紀の都市生活の共通課題である「人間のこころの豊かさ」の回復・復興、とくに未来を担うこどもたちの感性の涵養やこころの元気アップを図るために、多面的な活動を行っています。
視察当日は、スタジオジブリのアニメで有名な「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」が開催中でした。既存の美術館の枠にとらわれない、柔軟な運営手法は、茨城県の美術館の運営にも大きな参考となりました。
また、新蔵品のお披露目展では、ヤノベケンジの《Ferris Wheel》が非常に印象的でした。チェルノブイリ原発事故を主題とする一連のヤノベ作品の中でも、一際異彩を放つ作品です。福島原発事故と通ずるものもあり、大きなインパクトのある作品でした。
さらに、「美術の中のかたちー手で見る造形ー桝本佳子展」は、美術館の作品に直接触れられるという展示会です。視覚障害のある方や子供たちが、実際に作品に触れて鑑賞するという取り組みは、神戸の美術館の面目躍如という感がありました。
歩数【1000】歩・移動距離【バスで移動】km