参考写真 8月2日、井手よしひろ県議と高崎進県議(ともに茨城県議会公明党)は、ひたちなか市十三奉行の県放射線環境監視センターを訪れ、1日から始まった県産牛の放射線量全頭検査の模様を視察しました。
 茨城県では、牛肉から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが相次いで検出されている問題を受けて、県内の食肉処理場で処理されるすべての牛の肉の放射性物質の量を調べ、安全性が確認された牛肉には安全票を交付することにしました。
参考写真 県内3つの食肉処理場で処理された牛肉から、1頭づつ検査用の1キログラムの肉を切り取り、監視センターに持ち込みます。監視センターでは、脂身などをとりわけさらに細かく刻み、検査用の丸い容器に入れます。その後、ゲルマニウム半導体検出器に入れられ、2000秒間(約33分間)計測されます。前処理やデーター入力などを含めると、1検体当たり1時間程度の時間が掛かることになります。
 県にはこのゲルマニウム半導体検出器が4台あります。全頭検査初日には80頭分の検体が持ち込まれましたので、その処理にはほぼ1日(20時間程度)掛かる計算となります。
 県では全頭検査の体制を整えるために、通常の職員だけではなく、他部門の職員も動員して、2時間体制で茨城産牛肉の安全性を確認することにしています。
 なお、1日に持ち込まれた80頭からは基準を超える放射線の検出はありませんでした。