「公明党ここにあり!」の闘いを、「庶民の党」の誇りを胸に
参考写真 11月17日、この日は公明党の47回目の結党記念日です。風雪の中、半世紀近くにもわたって党を育て、支えてくださった党員、支持者、創価学会員の皆さま、広範な国民の皆さまの温かいご支援に対し、心から感謝と御礼を申し上げます。
 東海道新幹線が開通し、アジア初の東京オリンピックの興奮さめやらぬ1964(昭和39)年11月17日、公明党は呱々の声を上げました。「何のため」に公明党は結成されたのか。結党の目的は、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神に明かです。
 「庶民の汗と涙の分かる政党、政治家はいないのか!」との声を受け、草の根の庶民の中から生まれた「庶民の党」―それが公明党でした。立党精神に照らして現下の日本の政治を凝視する時、われわれは公明党の果たすべき使命と責任が一段と重みを増していることに身の引き締まる思いを禁じ得ません。
参考写真 今、民主党政権下で日本の政治は迷走しています。3・11から8カ月余が過ぎたのに、東日本大震災の復旧・復興への足取りは極めて遅いと言わざるを得ません。「がれき処理」も放射性物質の「除染作業」も遅れています。復興財源をどう調達していくか。復興特区、復興庁をどう稼働させていくか。課題は山積みです。
 震災復興のほかにも、歴史的な円高への対策や環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の問題。ギリシャやイタリアの経済危機が世界や日本にどんな影響をもたらすか。また、政治とカネの問題、年金の支給開始年齢の引き上げや消費税率の引き上げなど国民負担増への不安も高まっています。まさに日本の政治は、満身創痍、一刻の猶予もならない状況にあります。はたして野田政権は、山積する課題を克服し国民のための政治を実行できるのか。すでにその答えは出てしまっています。
 結党から47年。「公明党なら政治を国民の手に取り戻してくれる!」との支持者の熱き思いと昼夜を分かたぬご支援に支えられて今日の公明党があります。その期待にこたえるため、心新たに公明党らしく前進していきたいと決意を新たにしています。
 「公明党らしさ」とは、何か。打てば響く俊敏さ、徹して現場に入り泥まみれになって闘う真剣さ、庶民の声を丁寧に汲み上げていく誠実さ、そして他党にはない比類なきチーム力、ネットワーク力であり、その真価発揮が今ほど求められている時はありません。
 その公明党を構成する議員の一人として、「庶民の党」の誇りを胸に、応援して良かったと心の底から思ってもらえる「公明党ここにあり!」の闘いを断固展開していく決意です。