
2010年3月11日、「茨城空港」が開港して1年間で約90万人の来場者があり、茨城空港は茨城県の新たな観光スポットとして賑わいを見せています。しかし、空港及びその周辺には、食事処やお土産販売店等が不足しているため、地元の活性化にはつながっていない現状があります。こうした課題を解決するため、小美玉市では「地元が通過点とならないための対策」「茨城空港を核とした賑わいづくり」「地元ならではのおもてなし機能の充実」を目指し、茨城空港及び小美玉市の魅力・情報を発信する拠点として、また、さまざまな地域の人々との交流拠点として小美玉市の「魅力的なまちづくり」の一翼を担う施設として「(仮称)小美玉市『空の駅』整備事業」を推進しています。
昨年(2011年)末、小美玉市空港対策課は、茨城空港「空の駅」について、基本設計の概要を公表しました。
基本コンセプトは、市の地域再生拠点となるべく、1.ものと人の交流を生み出す「食文化施設」、2.持続可能な施設づくり、3.市民が支える「コミュニティビジネス施設」の3点を掲げています。
建設用地は茨城空港ターミナルビルから西側へ伸びる県道茨城空港線沿いの土地で、面積は約2万5800平方メートル(以下のグーグルマップをご参照下さい)。
販売施設やレストラン、多目的施設、ウェルカムセンター、トイレなどを含む建物の規模は平屋建て延べ床面積3179平方メートルを想定し、2つの円形の回廊で構成します。『回遊する商店街』として全体が賑わうつくりを計画しています。
小美玉市では、2010年度に基本構想の策定を予算化。庁内の策定委員会でコンセプトや導入機能などを議論し、今回、構想がまとまりました。昨年12月の補正予算で、用地補償調査委託料(1400万円)や用地買収費(1676万)などを計上しています。
今後、市民への説明や意見を取り入れ、3月末までに実施設計を完了することにしています。平成24年度当初予算に工事費を計上する見通しです。当初予算が認められれば、来年(2013年)9月20日のオープンを目指し、工事に着手することにしています。
参考:(仮称)小美玉市「空の駅」整備事業の基本設計
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(2012/1/20更新)
地元の山本信子市議会議員より情報をご提供いただき、事業費や財源などについて加筆いたします。
直売所・販売施設・レストラン・情報発信施設・トイレなどの整備には約6億5000万円。駐車場および広場などの外構工事に約4億円。乳製品加工施設は約6億3000万円。その他、排水路および進入道路・測量試験などの費用が7000万円です。総事業予算は、約17億5000万円です。
財源は、農山漁村活性化プロジェクト支援交付金(約2億5000万円)、社会資本整備総合交付金(約3億5000万円)、合併特例債(約11億円、その内7割が国の交付税算入)、一般財源(5000万円)となっています。
建設用地は茨城空港ターミナルビルから西側へ伸びる県道茨城空港線沿いの土地で、面積は約2万5800平方メートル(以下のグーグルマップをご参照下さい)。
販売施設やレストラン、多目的施設、ウェルカムセンター、トイレなどを含む建物の規模は平屋建て延べ床面積3179平方メートルを想定し、2つの円形の回廊で構成します。『回遊する商店街』として全体が賑わうつくりを計画しています。
[1]配置計画・・・・・・回遊する商店街
- 空の駅は2つの円形の回廊で構成する。
- 車から完全に分離された安全な場所である。
- 施設は回廊の外周部に配置し、回廊は利用者が回遊する動線となるとともに、各室の屋外スペースとして居場所を提供する。
- 中庭は芝生広場とし、イベントや子どもの遊び場となる。
- 加工施設は空の駅の西側に別棟で配置する。
- 販売施設や加工施設の直売所など店舗が並ぶ配置とし、商業的な賑わいを重視する。
- イベント時には、回廊の内側にテントの仮設店舗を並べることにより、回廊の両側にお店が面する賑わいのある商店街となることを目指す。
- レストラン、ウェルカムセンター、多目的施設など、比較的長時間滞在する施設を並べて配置し、文化的な賑わいを重視する。
- 空のステージや仮設マルシェで行なわれるイベントを取り囲み、全体が賑わう施設構成とする。
小美玉市では、2010年度に基本構想の策定を予算化。庁内の策定委員会でコンセプトや導入機能などを議論し、今回、構想がまとまりました。昨年12月の補正予算で、用地補償調査委託料(1400万円)や用地買収費(1676万)などを計上しています。
今後、市民への説明や意見を取り入れ、3月末までに実施設計を完了することにしています。平成24年度当初予算に工事費を計上する見通しです。当初予算が認められれば、来年(2013年)9月20日のオープンを目指し、工事に着手することにしています。

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(2012/1/20更新)
地元の山本信子市議会議員より情報をご提供いただき、事業費や財源などについて加筆いたします。
直売所・販売施設・レストラン・情報発信施設・トイレなどの整備には約6億5000万円。駐車場および広場などの外構工事に約4億円。乳製品加工施設は約6億3000万円。その他、排水路および進入道路・測量試験などの費用が7000万円です。総事業予算は、約17億5000万円です。
財源は、農山漁村活性化プロジェクト支援交付金(約2億5000万円)、社会資本整備総合交付金(約3億5000万円)、合併特例債(約11億円、その内7割が国の交付税算入)、一般財源(5000万円)となっています。