参考写真 1月17日、任期満了に伴う東海村議選(定数20)が告示され、定数を1人上回る21人が立候補を届け出しました。公明党公認で、岡崎悟候補(現職1期)と植木しんじ候補(新人)の二人が激戦に挑戦します。
 立候補したのは、現職15、新人6の計21人。党派別では民主1、公明2、共産2、残り16人は無所属です。
 今回の東海村議選は、福島第1原発事故を受け、現在、定期検査期間中の東海第2原発の再稼働問題が最大の争点と言われています。村上達也村長は原発事故後、脱原発を標榜し、リスクの高い東海第2発電所の廃炉と東海村を新たな原子力センターとして活性化することを訴えています。こうした動きに対して、村議会議員候補がどのような主張を行うかが注目されています。
 一部政党や候補者は、東海第2原発の廃炉を主張し、日本の原子力研究の揺籃の地である東海村の存在さえも否定しています。また、多くの無所属議員は、東海第2発電所の再稼動について、国や事業所からの働きかけがあれば容認する立場です。
 こうした考えに対して、公明党の2候補は、一刻も早く国全体のエネルギー政策を転換し、原子力発電から自然に優しい再生可能なエネルギーへのシフトを主張しています。その上で、東海第2原発の再稼動に当たっては、福島第1原発の事故が完全に収束していること、15メートル級の津波に対する防潮堤などの対策が完了していること、30キロ圏内の原子力防災体制が整っていること、などの具体的な条件を挙げ、村民の安全を最優先して慎重に決めることを主張しています。こうした条件が実現できなければ、東海第2発電所の再稼動は認められません。また、村上村長が提唱する原子力センター構想には、国や県との連携のもと、広域的な構想展開が必要だと考えています。

岡崎 さとる
参考写真(おかざき さとる/54歳)
党副支部長。議会報編集副委員長。村議1期。駒沢大中退。54歳。
世界に誇れるまちづくりを
 1期4年間で1200件を超える相談を受け、村政に反映させてきました。おたふくかぜ、子宮頸がん予防など計5ワクチン接種の全額助成、東海駅西広場の公営駐車場整備(今年度末完成予定)、高齢者世帯への火災警報器設置費用補助など実績は数多くあります。
 少子化対策、育児しやすい環境の推進、安全・安心で世界に誇れるまちづくりに全力を挙げます。

植木 しんじ
(うえき しんじ/49歳)
党副支部長。那珂湊水産高卒。49歳。
庶民目線、現場主義で挑戦
参考写真 家電や発電機などの製造現場で必死に働いてきました。長年行ってきた会社の消防隊での訓練が生き、心肺停止した壮年の一命を救ったこと経験もあります。
 中高時代は、軟式テニスに打ち込み県ブロック大会で優勝経験も。全てに誠実、一生懸命取り組む姿勢が魅力。 庶民目線、現場主義に徹し、災害に強く、高齢者や障がい者が生きがいを持てる村や地域医療体制の充実などをめざし初挑戦します。