平成22年の政治資金収支報告書の調査から、民主党の小泉俊明衆院議員の資金管理団体「いずみ会」が、国会本内の議員控室や衆院議員会館の会議室で8回にわたり、政治資金パーティーを開いていたことが発覚しました。
インターネットより取得した「いずみ会」の政治資金収支報告書によると、衆議院内の控室で「元気のでる会」との名称の政治資金パーティーを開催。それ以降、5月から12月の間には衆院第1、第2議員会館の会議室で7回にわたってパーティーを開催していました。8回で計約788万円の収入を得ていました。
この政治資金パーティー「元気の出る会」は、毎月一回、1万円会費で行われており、昼食(弁当)が提供されていました。単純計算すると毎回、100人程度が参加し、1000円程度の弁当が提供されていたようですが、それ以上の実態を収支報告書から覗うことはできません。ちなみに、小泉議員のホームページに「第4回元気の出る会」の案内が掲載されていましたのでご紹介します。
新聞報道によると、民主党本部は「国会の控室で政治資金パーティーを開くことは常識の範ちゅうに入っておらず、認められない」と説明しています。また、衆議院事務局も「議員会館の会議室は会合で使うことを前提としており、飲食も認めていない。もちろん、政治資金パーティーは開催できない」と話しているとのことです。