5月17日、厚生労働省は、脳脊髄液減少症に効果的な「ブラッドパッチ療法」(硬膜外自家血注入療法)を「先進医療」に指定しました。
これにより、ブラッドパッチ療法そのもの(約2万円)は自己負担のままですが、ブラッドパッチ療法を行う際の入院費などに保険が適用されることになりました。条件は、厚労省研究班が定める画像診断で髄液の漏れが確認された(脳脊髄液漏出症)患者が、厚労省の認定を受けた医療機関で治療する場合のみ有効となります。
今後、厚労省は、利用人数、効果、安全性などを確認し、ブラッドパッチ療法の保険適用を検討していくことになります。
脳脊髄液減少症は、交通事故などで頭部や全身を強打することで髄液が漏れ、頭痛、倦怠感といった、さまざまな症状を引き起こす疾病。有効な治療法として、自分の血液を採取して腰や脊髄の硬膜外側に注入するブラッドパッチ療法がありますが、保険適用外のため1回につき約20万〜30万円の費用が必要で、患者の大きな負担となっていました。
公明党は2006年4月、脳脊髄液減少症対策ワーキングチーム(渡辺孝男座長=参院議員)を設置し、患者の会と連携を開始。脳脊髄液減少症の理解促進や髄液漏れを証明する画像診断の基準作成を推進する一方、保険適用の次善策としてブラッドパッチ療法の先進医療指定を強く求めてきました。
脳脊髄液減少症患者・家族支援協会の中井宏代表理事は、「ここまできたのは公明党のおかげ。今後は先進医療を実施する病院が増えるよう努力していきたい」と話しています。
これにより、ブラッドパッチ療法そのもの(約2万円)は自己負担のままですが、ブラッドパッチ療法を行う際の入院費などに保険が適用されることになりました。条件は、厚労省研究班が定める画像診断で髄液の漏れが確認された(脳脊髄液漏出症)患者が、厚労省の認定を受けた医療機関で治療する場合のみ有効となります。
今後、厚労省は、利用人数、効果、安全性などを確認し、ブラッドパッチ療法の保険適用を検討していくことになります。

公明党は2006年4月、脳脊髄液減少症対策ワーキングチーム(渡辺孝男座長=参院議員)を設置し、患者の会と連携を開始。脳脊髄液減少症の理解促進や髄液漏れを証明する画像診断の基準作成を推進する一方、保険適用の次善策としてブラッドパッチ療法の先進医療指定を強く求めてきました。
脳脊髄液減少症患者・家族支援協会の中井宏代表理事は、「ここまできたのは公明党のおかげ。今後は先進医療を実施する病院が増えるよう努力していきたい」と話しています。