
厚労省は平成22年の平均寿命を男性が79.64歳、女性が86.39歳と推計しており、健康寿命との差は男性で9.22年、女性で12.77年でした。この平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に様々な制限がある「不健康な期間」で、介護や医療に関わる期間となります。この差が大きくなれば、医療費や介護費の増大に直結するわけです。
次期健康づくり計画案では、平均寿命の増加分を健康寿命が上回ることでこの差を縮小し、高齢者の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減を目指すことにしています。
健康寿命を都道府県別でみると、男性で最も長いのは愛知の71.74歳。最短は青森の68.95歳でした。茨城県は、上から4番目で71.32歳、平均寿命(79.14歳)との差は7.82歳となっています。
女性は静岡の75.32歳が最も長く、最短は滋賀の72.37歳でした。茨城県は第7位で74.62歳、平均寿命(85.84歳)との差は11.22歳となっています。



