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 6月22日、日立市のシビックセンター音楽ホールで公明党時局講演会を開催しました。石井啓一党政調会長、岡本三成、輿水恵一両予定候補を迎え、熱気溢れる会合になりました。岡本候補のダイナミックな経済・財政の話し、輿水候補の地域に、現場に密着した話し、石井政調会長の三党合意の背景や成果など、内容も充実。多くの参加者から、公明党の考え方が良く理解できたとのお声をいただきました。
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 石井啓一政調会長は、民主・自民・公明の社会保障と税の三党合意に盛り込まれた年金制度の改善について報告。公明党が強く主張した、低所得者の基礎年金を25%上乗せする「年金加算制度」の創設が盛り込まれたと強調しました。
 「今回の民主、自民、公明の3党修正協議では、低所得の高齢者や障がい者に、事実上の年金加算を、福祉的な給付として行うことで合意しました。3党の確認書で“消費税率引き上げまでに成立させる”とさせており、社会保障改革を置き去りにした増税先行は許さないとの公明党の主張を反映させることができた」と、語りました。
 また、現行の年金制度を強化する関連法案には、年金の受給資格期間を現行の25年から10年に短縮して現在の無年金者にも納付実績に応じた給付を認めることや、厚生年金と共済年金を一本化する被用者年金の一元化、さらには、短時間労働者の厚生年金適用拡大、産休期間中の社会保険料免除、遺族基礎年金の父子家庭への給付も盛り込まれていることを説明した。
 さらに、石井政調会長は、「今回の合意により、基礎年金国庫負担2分の1への引き上げに必要な安定財源が確保され、2004年の年金改革が完結することになった」と訴えました。残された課題に着実に対応しながら、年金制度の信頼性と安定性をしっかり確保する公明党の姿勢をアピールしました。
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 井手よしひろ県議(党県本部代表代行)は、3党合意の中で、公明党が果たした役割を強調。「民主・自民の2大政党の間では、大筋で話がまとまっていたところに、公明党は割って入り、ハードルの高い条件をつきつけ、国民のための合意に結びつけた」「表現を変えれば、増税をめぐる『民主・自民の談合』に、少数政党の公明党が政策を掲げて民主・自民に譲歩させ、「防災・減災ニューディール」「食料品の軽減税率」「年金の拡充」「認定子ども園の充実」などの文言を合意や法案に書き込ませる大きな成果を勝ち取る修正論議を行った」と、訴えました。
 その上で、「定数480のうち民主党289、自民党120議席で409議席。そこへ、わずか21議席の公明党が、少数政党であるにもかかわらず、割って入り、政策を主張し続けたこと自体、画期的なことです」と、公明党の戦いをアピールしました。

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 次期衆院選の予定候補者・岡本三成氏は、世界最大の投資銀行ゴールドマン・サックス社の執行役員として活躍した経験を活かして、日本の再建に、地方の再生に全力を挙げたいとの決意を披瀝しました。
 また、岡本氏は「今日本は1000兆円に借金を抱えている。歴史上、世界でも大きな借金を抱えた国がありますが、その中で借金を返すことが出来た国の共通の条件はたった一つ。『経済成長』をなし得た国です。経済成長をして、景気を良くして借金を返した国はたくさんあるが、税金を上げたただけで借金を返せた国は一つも聞いたことがありません」と語りました。
 さらに、「消費税を上げることは(借金を返すという意味では)重要ですが、もう一つの車輪として、どのように景気を拡大させていくかがより重要になります。景気が悪いときに、民間がお金を出せない時に、政府がお金を使う。公共投資が非常に重要です。経済波及効果が大きな所、世の中の隅々までお金が回るところに、優先順位を付けて国がお金を使う。民間投資を刺激する。これが世界の常識です。そしてこれこそが、公明党が主張する『防災・減災ニューディール政策』なのです」と、力強く訴えました。

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 次期衆院選の予定候補者・こしみず恵一さいたま市議は、地方政治の真っ直中で活躍する実感をもとに、地域からの発想、現場からの改革の必要性を強調しました。
 厳しい地方自治体の現状に触れて、「多くの自治体が、昭和30年代から40年代にかけて、(市役所や道路、水道、下水などの)社会資本を一気に建設しました。しかし、そういったものが一斉に耐用年数を迎えます。例えば、さいたま市では、これから40年間に2兆8000億円もの予算の投入が必要になります。年間でも700億円です。地元で調達できるのは250億円。このままでは、地域の皆さまの命を守ることが出来なくなる。そこに、きちっと手を打っていくのが政治の責任である」と訴えました。「今回、公明党は『防災・減災ニューディール政策』を掲げて、結果がでる政治を目指していきたい」と抱負を語りました。
 最後にこしみず氏は、「今民主党の政策が何も進んで行かないのは、結局は地元の皆さんの声が聞こえていない、見えていないからです。もう停滞する政治、無責任な政治は許せません。私たちはどこまでも地域に根を張って、皆さまのお声に結果をもって応える政治を目指してまいります」と、熱く訴えました。

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 この日の時局講演会には、800名以上の皆さまにご参集いただきました。最後に参加者全員で“勝ち鬨”を上げ、次期衆院選の大勝利を誓いあいました。