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 8月4日(土)午前10:00より、「胃がんのない 安心な生活は すぐそこに!!〜ピロリ菌とペプシノゲンのはなし〜」と題した健康フォーラムが、ひたち野うしくリフレで開催されることになりました。
 医師で元目黒保健所長の伊藤史子先生(NPO法人日本胃がん予知・診断・研究機構理事)を迎え、牛久市の有志で作るボランティア団体「緑のスクラム(牛久市の福祉と健康を考える市民の会)」が主催します。
 日本では、胃がんで年に11万人が発症し5万人が亡くなっています。昨年、国は「ヘリコバクター・ピロリ菌」が胃がんの発症要因であることを認め、胃がん対策のあり方について再検討することを約束しました。
 ピロリ菌の検査と除菌を徹底することで、5年間で15万人の命を救うことができ、その後のピロリ菌感染者数の減少とともに、胃がん発症者数もゼロに近づけることが出来るとの試算もあります。
 「ピロリ菌感染の有無を調べる検査」と「胃炎の有無を調べる検査」を組み合わせて、胃がんになりやすいか否かをリスク(危険度)分類する検査法が『ABC検診』です。ひとりひとりの「胃の健康度」を調べて、危険度の高い人たちは、精密検査(内視鏡検査など)を受けていただく検査です。
 このABC検査をいち早く目黒区に導入して、大きな成果をもたらしたのが伊藤先生です。緑のスクラムの代表の宮原さんは「ABC検査を広く茨城県内の自治体にも普及させたいと思います。これが、胃がん撲滅に大きな役割を果たすと確信しています」と語っています。