
8月10日、衆議院議員会館で国会議員より消費増税と地方財源についてヒアリングを行いました。その後、毎週金曜日に行われている大飯原発再稼動の抗議行動を自らの目と耳で確認しました。
首相官邸前は毎週金曜日の夕方6時から8時まで、抗議行動をする人の波で埋まっています。原発の再稼動に反対する抗議行動は3月末から数百人規模で始まり、最近は万の単位を楽々超えるといわれています。大飯原発の再稼働に反対し、原発の全面廃炉を訴えています。原子力規制委員会の田中俊一氏をはじめとする人事案は、「原子力ムラの人間を取り込む人事」として撤回を主張しています。
組織的な動員はないと言われ、ツイッターやファイスブックなどネットでの呼びかけが参加者の輪を大きくしたと言われています。
抗議行動はデモではないと主催者は説明します。「安保反対」の叫びの中で、戦後の反安保デモを主導した全学連はヘルメットなどで武装していた。今、官邸前に三々五々集まる人々は、かばんを提げた勤め帰りサラリーマンや、子連れの主婦だったり、品の良い年配のご夫婦だったりしています。50年の歳月でヘルメットには主催者が配った白い風船に変わっていました。
「安保反対!」の怒号を当時の首相は「国会周辺は騒がしいが銀座や後楽園球場はいつも通り」と言い放ちました。
一方、「再稼動反対!」と独特のリズムで連呼する人々の心からの叫びを、50年後の野田首相は「大きな音だね」と漏らしたいわれています。日本のリーダーが、国民の声を聞く耳を持たない現状に寂しさや虚しさを感じます。
10日、消費増税関連法案が参議院で成立しました。解散総選挙も「近いうちに国民に信を問う」ことが民主、自民、公明の3党で合意されています。官邸前に集まった人々の声が大きなうねりとなって、国政を左右する選挙への関心がこれまで以上に高まることを期待します。

「安保反対!」の怒号を当時の首相は「国会周辺は騒がしいが銀座や後楽園球場はいつも通り」と言い放ちました。
一方、「再稼動反対!」と独特のリズムで連呼する人々の心からの叫びを、50年後の野田首相は「大きな音だね」と漏らしたいわれています。日本のリーダーが、国民の声を聞く耳を持たない現状に寂しさや虚しさを感じます。
10日、消費増税関連法案が参議院で成立しました。解散総選挙も「近いうちに国民に信を問う」ことが民主、自民、公明の3党で合意されています。官邸前に集まった人々の声が大きなうねりとなって、国政を左右する選挙への関心がこれまで以上に高まることを期待します。
