参考写真 8月18日、井手よしひろ県議は地元の八島功男県議、吉田ちず子土浦市議らと供に、土浦市内の市立小学校を訪ね、放射性物質の除染作業の状況を調査しました。
 この小学校では、1年を通して児童が緑に親しめるよう、地域のボランティアが校庭の一部(約5400m2)に芝生を敷き詰めています。
 昨年(2011年)3月の東日本大震災に端を発する福島第1原発事故で、放射性物質が大量に放出され、土浦市南部も汚染されました。土浦市除染実施計画では学校や公園など、子どもの生活環境にある施設は、50cmの高さで1時間当たり0.230μSv以上の施設を除染対象施設としています。この小学校の芝生の上は0.32μSvと基準を超えている場所もあり、芝生を全面的に剥ぎ取り、除染を行う事になりました。
 8月17日に実験的に1.5m2四方の芝生をはぎ取り、測定した結果では0.32μSvから0.12μSvに放射線量は低減しました。
 原発事故から1年5カ月が経過した今まで、高線量の汚染がありながら立ち入りの制限などの制限はまったくされていませんでした。また、除染後の芝生の再生についても、その手法や予算について全く検討されていません。井手県議らの調査によると、こうした芝生化された校庭がある公立学校が、他にもあることが確認されています。一刻も早い除染作業と芝生再生が望まれています。
(写真は、小学校の校庭の線量を調査する井手県議と地元吉田市議。撮影は八島県議)