120921oz 9月21日、井手よしひろ県議は、横浜市都筑区にある株式会社オズコーポレーションを訪れ、改造電気自動車製造の事業内容を視察するとともに、代表取締役の古川治氏と意見交換しました。
 オズコーポレーションは主に自動車整備工場や電気自動車(EV)研究者向けに、ガソリン車をEVへ改造するコンバージョンEV事業や技術支援事業などを展開していています。また、実際に様々な自動車をEVに改造して、EVの普及に大きな役割を果たしています。
 井手県議はまず古川氏から、複雑な加工作業や監督官庁への申請を行わなくても、ガソリン車をEV化できるEVコンバージョンキット「ボルトオンEV」や電池ボックスに接続することで家電製品も使用できる電源取り出しキットなどについて説明を伺いました。
 その後、10月に筑波サーキットで開催されるEVレースに出場する自動車の改造の実際の様子を視察しました。レース場では時速200キロ以上のスピードが出ると説明を受け、まさにスーパーEVカーの姿に驚かされました。
 意見交換で井手県議は、「改造EVの普及に向けて補助金制度や税制、車検制度の改革にも取り組む必要があります。また、改造EV用のモーターを始めとする部品は、殆どが外国製だと伺いました。私の地元日立は、日本のモーター発祥の地。高い技術力を持つ中小企業の活性化策、改造EVを活用を提案してみたい」と語りました。
 古川氏は、「ガソリンエンジン車とEVとは、その社会的役割が違います。EVを普及させるためには、街づくりのコンセプト自体を変える必要があります。コンパクトタウン、スマートタウンにはどうしてもEVが必要になります。こうした新しい車社会への導入役として、これからも改造EVの開発と普及に努力していきます」と、大きな夢を語ってくださいました。