
一行は、まず鹿島港で計画されている洋上風力発電施設計画の現場を視察しました。さらに、地元神栖市の住民の代表の方とも意見交換。省エネルギー政策の進展や地震対策(特に津波対策)の充実などについて、要望を伺いました。

東日本大震災は、市内全域に甚大な被害をもたらし、被害総額は約100億円にものぼると見られる。特に液状化による被害は、日の出地区を中心に著しい被害をもたらしました。日の出地区の面積は196ha、昭和45〜52年に浪逆浦の砂を吹き上げて造成されました。現在、復興交付金を財源とする「液状化対策モデル事業」が現在進行中です。道路中央部に配水施設を埋設し、地下水を吸い上げることにより、液状化を防ぐ土地改良を行います。

4カ所目は、牛久市のつくばセントラル病院院を訪ね、サイバーダイン社のHAL介護用の導入事例を実地調査しました。HAL介護用は、筑波大学の山海嘉之教授によって2004年に設立されたベンチャー企業・サイバーダイン株式会社が開発した、ロボットスーツです。つくばセントラル病院では、リハビリテーション部門にロボットの活用を行うことで、患者さんの機能回復の促進を目指しています。
