
環境省は25日までに従来の方針を転換して、地元市町村と十分に協議を積み重ねながら、指定廃棄物最終処分場候補地の選定を進めることになります。最終処分場の選定が白紙に戻ったことから、各市町村での一時保管が長期化することが懸念されます。井手県議らは、安全に保管するために一時保管に対する国の財政的な支援や技術的な指導を、国に強く求めています。
環境省の井上副大臣は、茨城県の橋本昌知事と高萩市の草間吉夫市長に環境省の新たな方針について説明しました。
午後2時、井上副大臣は、県庁を訪れ橋本知事と会談。井上副大臣は「今後、県と市町村長が参加する会議を設置する際には、ぜひ協力をお願いしたい」と県に協力を求めました。橋本知事は「市町村長がみんなで考え、方向を出していくという手順は大切だと思う。みんなが納得できればよいと思うので、県としてもできるだけの協力をしたい」と答えました。
会談後、井上副大臣は最終処分場の安全性などを説明するため、市町村長を集めた会議を4月めどに開きたいという意向を橋本知事に伝えたことを明らかにしました。また、高萩市について井上副大臣は「候補地の前提とは考えていないが一から見直し全ての市町村を対象とする」と述べ、高萩市も排除しない考えを示しました。
続いて、井上副大臣は高萩市役所に移動。草間市長との会談で、井上副大臣は「選考の過程にあたっては、県や市町村との意思疎通やそれぞれの意向への対応が不十分だった」と述べた上で、今後、県や市町村長が集まる会議を開くなどして選び直す方針を説明しました。これに対し草間市長は、「白紙撤回を求めた私たちの思いが通じた結果だ。環境省が計画を進める上でようやくスタートラインに立ったといえると思う」と述べ選定方法の見直しに理解を示しました。
会談のあと草間市長は、「現在の候補地は生活用水の水源地であり、再び候補地とすることには引き続き反対したい」と述べました。
続いて、井上副大臣は高萩市役所に移動。草間市長との会談で、井上副大臣は「選考の過程にあたっては、県や市町村との意思疎通やそれぞれの意向への対応が不十分だった」と述べた上で、今後、県や市町村長が集まる会議を開くなどして選び直す方針を説明しました。これに対し草間市長は、「白紙撤回を求めた私たちの思いが通じた結果だ。環境省が計画を進める上でようやくスタートラインに立ったといえると思う」と述べ選定方法の見直しに理解を示しました。
会談のあと草間市長は、「現在の候補地は生活用水の水源地であり、再び候補地とすることには引き続き反対したい」と述べました。