130416hiraki_daigo 4月16日、井手よしひろ県議は公明党時局講演会で県政報告を行いました。この講演会には、参院選予定候補の平木だいさく氏も出席。平日の午前中にもかかわらず、多くの皆様にご出席いただき、ハツラツと国政に挑戦している青年候補・平木だいさくを知って頂く、素晴らしい機会となりました。
 平木候補は、自身の介護の体験を語り、超少子高齢化社会にあって、介護のしくみをシンプルに再構築する必要性を強調しました。
 平木候補の講演を受けて、井手県議は大子町の人口推計などを示し、より具体的な介護保険改革の方向性を提案させていただきました。2010年の大子町の人口は、2万73人、高齢化率40.1%ですが、2030年には1万3131人、高齢化率は51.8%となります。大子町のように、2030年には高齢化率が50%を超える市町村も少なくはありません。介護の人材や施設の確保を、しっかりと手を打つ必要があります。
 井手県議は、中学校区程度の地域を基準にした“地域ケアシステム”の構築が絶対に必要と強調。介護、医療、買物支援、防災、行政手続きなど、この地域ケアシステムに一元化する必要がと述べました。
 2000年にスタートした介護保険制度ですが、その充実に公明党は全力を挙げて取り組んできました。今、日本には11種類もの介護施設が混在しています。介護を受けるお年寄りの視線、介護をする家族の目線で、介護サービスを再構築しなければなりません。お年寄りや障がい者など、介護を必要とする方を、中学校学区程度の地域で、一元的にサポートする“地域ケアシステム”の構想を、茨城県では描いていました。様々な役所の壁を越え、医療や介護や年金、生活保護、防災などのすべての社会保障の機能を、ワンストップで提供できるような仕組みが必要との発想です。当然、この地域ケアサービスには、高齢者ばかりではなく、障がい者も含まれます。
 一義的には、介護保険サービスは市町村を単位とした仕組みですが、国がより積極的に関与したより充実した制度の模索が必要であり、その解答が“地域ケアシステム”の構築にあると確信します。