
4月24日、日立市立南部図書館の開館記念式典が行われました。
南部図書館は、廃線となった日立電鉄久慈浜駅車跡地に建設された日立市立の4番目の図書館です。日立市南部の活性化と生涯学習の拠点として、「くつろぎ・ふれあい・楽しむ図書館」をコンセプトとして、乳幼児から高齢者まで、幅広い年齢層の市民が、気軽に利用出来る図書館です。
鉄筋コンクリート平屋建てですが、天井が高く採光性が優れていますので広々と明るい図書館となっています。開館時が6万5000冊、将来的には9万3000冊を蔵書する計画です。
外観は日立港にちなみ大型船をイメージしました。バス高速輸送システム「ひたちBRT」の停留所に隣接しており、旧久慈浜駅を象徴した壁面やポイントの一部などがモニュメントとして残されています。総工費約6億円でした。
館内は、一般と子ども向けの図書室に区分けし、親子連れが読書しやすい環境を整えました。市民の生涯学習活動の場として創作室、ギャラリー、学習室なども設置しました。開館記念式典では、地元の音楽家のミニコンサートなどが催されました。
東日本大震災の津波で敷地が浸水したのを受け、オープンが半年余り遅れました。また、当初の建設計画を変更し、海抜0メートルだった敷地を3メートル嵩上げして、建物を囲むように高さ1メートルの止水板も設置しました。
南部図書館の概要
利用時間など
井手よしひろ県議は、開館記念式典に来賓として出席。南部図書館の一層の充実に向けて、以下の4点を福地副市長に提案しました。

特徴的な外観の南部図書館

くつろぎと読書を楽しむ広場(一般開架・閲覧ゾーン)、一般図書スペース、青少年コーナーなど

親子で読書とふれあいを楽しむ広場(子ども図書室ゾーン)やおはなしの部屋など子どものためのスペ−スも充実

歴史と伝統ある日立市の南部地区コーナー。地元地域にこだわった資料の収集や展示が是非必要
名称 | 日立市立南部図書館 |
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所在地 | 久慈町3−24−1(旧日立電鉄線久慈浜駅舎跡地) |
構造 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)平家建 |
敷地面積 | 約4,649m2 |
延床面積 | 約1,398m2 |
蔵書計画 | 93,000冊程度(開館時は61,000冊程度) |
利用時間など
利用時間 | 午前9時30分〜午後6時(水曜日は午前9時30分〜午後7時。祝日は午後6時まで) |
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休館日 | 月の最後の月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日(土)〜翌年1月4日(土)、特別整理期間 |
利用方法 |
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井手よしひろ県議は、開館記念式典に来賓として出席。南部図書館の一層の充実に向けて、以下の4点を福地副市長に提案しました。
- 館内で利用者が自由にインターネットにアクセスできるWi−Fi環境を整備すること
- 開架図書コーナーの一画には“南部地区コーナー”が設けられていますが、地域の歴史資料や写真などを収集し展示する空間を整備すること
- この地域は東日本大震災で津波の被害を被りました。震災被害のアーカイブを充実させ、閲覧・展示するコーナーを設置すること
- 時間帯ごとの利用状況、特に夕方から夜の状況を詳細に把握し、出来れば午後8時までの開館を検討すること

特徴的な外観の南部図書館

くつろぎと読書を楽しむ広場(一般開架・閲覧ゾーン)、一般図書スペース、青少年コーナーなど

親子で読書とふれあいを楽しむ広場(子ども図書室ゾーン)やおはなしの部屋など子どものためのスペ−スも充実

歴史と伝統ある日立市の南部地区コーナー。地元地域にこだわった資料の収集や展示が是非必要