5月23日、日立製作所日立総合病院の新しい診療棟竣工式が盛大に行われました。日立総合病院は震災により、外来診療などを行っていた3つの病棟が壁にひびが入るなどの大きな被害を受けて取り壊されました。これまでほかの病棟に分散して外来診療を続けていましたが、診療棟の完成により、1階部分に集約され、患者の利便性向上が期待されます。
新診療棟は鉄筋4階建てで延床面積約5500平方メートル。1階には小児科、皮膚科や整形外科、脳神経外科、耳鼻咽喉科など8つの科の外来診療室が設置され、内科や眼科などがある隣接棟の1階を含め、両棟の1階部分に外来の診察室が集約されました。
2階は外来化学療法センターが入り、がん患者の点滴治療などを行う病床が、従来の11床から25床に倍増されました。3、4階は医師室などが中心で、災害時の非常用発電設備や外部との連絡拠点となるテレビ会議室(防災センター)などが整備されました。
竣工式にあたって、日立総合病院の奥村稔院長は「外来を診療棟に集約したことで利用しやすい環境が整いました。平成27年度中の完成を目指して、本部棟の建設も来年早々には始める予定です。県北の地域医療の中核として、患者様の利便性の向上と医療の充実をさらに図ってまいりたいと思います」と話していました。
日立総合病院は去年10月から救急患者を24時間態勢で受け入れる「救命救急センター」の運用が始まっているほか、新たに、屋上にヘリポートを備えた建物の建設も決まっていて、救急や災害の際の医療態勢の充実を図りたいとしています。
竣工式にあたって、日立総合病院の奥村稔院長は「外来を診療棟に集約したことで利用しやすい環境が整いました。平成27年度中の完成を目指して、本部棟の建設も来年早々には始める予定です。県北の地域医療の中核として、患者様の利便性の向上と医療の充実をさらに図ってまいりたいと思います」と話していました。
日立総合病院は去年10月から救急患者を24時間態勢で受け入れる「救命救急センター」の運用が始まっているほか、新たに、屋上にヘリポートを備えた建物の建設も決まっていて、救急や災害の際の医療態勢の充実を図りたいとしています。