
- 企業に税制優遇制度・仕事と家庭の両立を支援
少子高齢化の中で、日本再建の鍵を握るのは女性です。しかし、働きたいのに働けない女性は、30代を中心に342万人と推計されます。
こうした女性が働き続けるためには、何より保育所の待機児童解消が重要です。このため政府が、公明党の要請に応え、今年度から前倒し実施するとした「待機児童解消加速化プラン」について、社会福祉法人だけではなく株式会社やNPO法人(非営利活動法人)など多様な主体にも保育事業への参入を促し、確実に実現させます。
一方で、社員が仕事と家庭を両立できるよう積極的に支援する企業を、税制面で優遇する制度を創設します。待機児童解消と両立支援で女性の就業環境の整備を進めます。 - サポステの拡充:ニートなどの就労を後押し
若者を取り巻く雇用環境は、依然として厳しい状況です。とりわけ15〜24歳の若者の完全失業率は他の年齢層に比べて高く、仕事も通学もしないニートは高止まりを続けています。
このため2012年度補正予算で、ニートなどの若者が社会で働く訓練を受けられる「地域若者サポートステーション」(サポステ)が13年度中に全国160カ所へと増設されます。併せて、スタッフによる学校や自宅への訪問支援(アウトリーチ)も実施されます。今後、さらに設置箇所数を増やすなど拡充に取り組みます。
また、すでに働いている若者がスキルアップ(技能強化)し、雇用の安定化が進むよう社会人の学び直しも支援します。

昨日、今日と千葉県内各地で青年街頭に歩かせて頂きました。梅雨の晴れ間だったこともあり、各地が大変賑わいをみせていました。貴重な週末にも関わらず、多勢の党青年局の皆様にも一緒に街頭に立って頂きました。感謝の思いで一杯です。
今回の青年街頭は、この春行われた「ワーク・ライフ・バランス」アンケート調査への御礼の意義も込めて実施したものです。県内でも、何と3万人を超える方々にご回答頂きました。ひとつひとつの声をしっかり受け止めるとともに、集計が終わり次第、政策提言に反映して発表する予定です。
最も寄せられた声の一つが「女性が働きづらい」というもの。そこで思い出したのが、最近読んだ松永真理氏の論評。i-modeの生みの親で、現在はバンダイ取締役を務める活躍する女性の代表選手です。曰く「これまで日本企業が、女性の能力を十分に生かせなかった原因は、旧態依然とした体育会体質にあった」
納得しないと動かない女性社員と比べて、上司からの指示を遮二無二こなす男性社員の方が、右肩上がりの時代には効率が良かったかもしれないが、今やそうした企業風土が、独創的なアイディアやイノベーションを生みにくくする元凶になりかねないとの指摘、なかなか説得力があります。
私は日本の成長戦略の本命は、女性の社会参加への支援だと考えています。昨年末IMF(国際通貨基金)のラガルド専務理事が提言したように、日本もそろそろ企業幹部への女性の登用を、ある程度強制力をもった制度を通じてでも進めていく時にきていると思うのですが、皆さんはどう考えますか?
(平木だいさくのfacebookより)