久慈町3丁目の浸水被害
 7月27日夕方から県内全域で1時間当たり50ミリ以上の激しい雨が降り、落雷が原因と見られる停電が6市町計約5100世帯で発生しました。
 特に日立市では、19時から20時間までの1時間で26ミリ、20時から21時までで60ミリという猛烈な雷雨となりました。そのため、28日午前9:30までの集計で、以下の被害が発生しました。
  • 床上浸水4件(久慈町、大みか町)
  • 床下浸水27件(久慈町、大みか町)
  • 車両水没9台(国道293号留町アンダーパス5台、久慈町地内4台)
  • 停電4000件
  • 道路通行止め2箇所
  • 土砂崩れ1箇所
 この中で、久慈町地内の浸水被害は、南部図書館建設に伴い瀬上川の改修や調整池の整備が行われた後だけに、被害を受けた住民の驚きと落胆は大きなものがありました。改修工事の結果、瀬上川からの溢水被害はありませんでしたが、堤防が嵩上げされたため、瀬上川の水位が上がると、そこに流れ込む雨水排水路の処理が間に合わなくなり、今回の被害となりました。
 雨水処理の方法を大至急検討しなければ、これからもこうした浸水被害は続くことになります。
久慈町2丁目の道路冠水
 井手よしひろ県議は、浸水被害の現場に隣の東海村での街頭演説の現場から、公明党の宣伝カーで駆けつけました。到着が消防より早かった場所もあり、ずぶ濡れになりながらも車両の誘導にあたりました。急激な浸水時には、一刻も早く交通止めにすることが重要です。車両の水没を防ぐと共に、車が通行することによって波が立ち、沿道の商店や住宅に水が浸入してしまいます。
国道293号常磐線アンダーパスの被害現場
 一方、国道293号線の常磐線アンダーパスでは、車5台が水没する被害が発生しました。こちらは、落雷による停電で配水ポンプが使えなくなり。一気に道路が冠水しました。緊急時のディーゼル発電機などの整備などが急務となりました。


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