田老地区“学ぶ防災”
 8月11日、井手よしひろ県議は宮古市田老地区を訪れ、宮古市観光協会が行っている“学ぶ防災”について現地調査しました。
 宮古市観光協会は、甚大な被害が出てしまった田老地区の現状をとおして、防災意識を高めてもらおうと、“学ぶ防災”を企画運営しています。
 この企画は昨年4月からスタート。総延長2433メートルあった防潮堤の上で、専門の説明員が田老の堤防の歴史や震災の模様などを説明してくれます。さらに、第一防潮堤の外側にある“たろう観光ホテル”の社長が撮影した津波が来た瞬間も、特別に観ることができます。
 ガイドの所要時間は30分から1時間。希望の時間を調整ししくれます。料金は、復興支援協力金としてガイド1名に付き4,000円です。お客様1名〜40名でガイド1名が目安です。
田老地区の復興計画
 田老地区では、世界的にも有名だったX状の防潮堤のうち、地域を取り囲むように作られている第1防潮堤を10メートルから14.7メートルにかさ上げし、国道45号線もかさ上げして津波が来たときに道路が寸断されないようにする計画が進められています。
 集団移転に関しては、野原地区の北東の乙部地区に高台を整備して、集団移転用の宅地を作る計画が進められています。この集団移転は国土交通省の防災集団移転促進事業が採用されていて、2015年までに宅地を整備して、2016年以降に住宅建築が始まる計画になっています。