気仙沼

石巻市立大川小学校を視察

JR気仙沼線BRT専用線を現地調査

南三陸町、陸前高田市、釜石市、大槌町、山田町を視察

 7月25日気仙沼市は、東日本大震災の津波で打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」(330トン)について、所有する福島県いわき市の水産会社が、市との賃貸契約が終了する来年4月以降に、解体する意向を伝えてきたことを明らかにしました。
 共徳丸の所有者が、菅原茂市長に解体を申し出ました。共徳丸は震災が発生した平成23年3月に補修を予定していたため、現在まで丸3年間、未整備のままで放置され、傷みが激しくなっています。
 所有者側は、被災者の感情にも配慮し、「漁船を見て、つらい記憶を思いだすという声がある。結論は解体だ」と説明しています。
 菅原市長は共徳丸を震災遺構として保存する意向で、一時的に漁船を借り受ける契約を結んでいました。市は船体近くに祭壇などを設置、連日多くのボランティアや観光客が慰霊に訪れています。しかし、震災直後に転倒防止措置として、左右を7本のH鋼で支える応急処置をとったものの、長期保存に向けた防サビ処置や安全対策などは行っていません。
 震災の記憶を後世に伝える震災遺構として残したい市の計画が頓挫することになりそうです。

歩数【2000】歩・移動距離【277】km