
調印式には、ミャンマー側から、ミャンマー国際航空の最高責任者やミャンマー政府関係者らが来県する見込みで、年内の就航開始へ向け、橋本昌知事と契約調印の文書を交わす予定です。
ミャンマー便の茨城空港就航は、ミャンマー最大都市ヤンゴンとの直行便として、週3便の年内運航開始を目指し、契約を前に大詰めの協議が進められています。一定期間連続して運航するプログラムチャーター便としてスタート。運航実績により、定期便化したい考えです。
ミャンマー国際航空は、ゴールデンウィークに関西、成田、福岡、那覇の各空港にチャーター便を運航。日本に初めて乗り入れを果たしました。
地元茨城新聞によると、就航交渉は昨年夏に本格化し、約1年をかけて水面下で進められてきました。昨年9月にはミャンマー駐日大使が県庁を訪問。会談で橋本知事は、直行バス(片道500円)で結ぶ東京との近さ、首都圏の潜在ニーズの高さ、低コストの着陸料など、茨城空港の優位性をアピールしたといわれています。
民主化が進むミャンマーは、有力な投資先として各国から注目され、進出競争の勢いが増しています。日系企業の進出意欲も高まっており、ミャンマー国際航空は、首都圏のビジネス客や観光客の需要が見込めるとして、茨城空港への乗り入れを検討してきました。
近年、ミャンマーを訪れる日本人は急増しています。日本政府観光局によると、昨年は4万7700人に上り、この3年間で約3.5倍に増えています。