ネットなどを通して集まった不特定多数の人々が、広場や駅、空港などの公共空間で、突然にダンスや演奏などのパフォーマンスを行う「フラッシュモブ」。
10月27日に開催された水戸市の「まちなかフェスティバル2013」では、“水戸フェス版フラッシュモブ”と題したフラッシュモブが繰り広げられました。
約200人のパフォーマーがいきなり踊り出すと、歩行者天国に集まった観衆は驚きながらも、一斉にカメラを向けたり手拍子を送ったり、共に盛り上がっていました。

通行人、突然ダンス 200人がフラッシュモブ
茨城新聞(2013/7/28)
 通行人に扮(ふん)した人たちが突然踊り出す、世界各地で流行中の「フラッシュモブ」が27日、水戸市の中心市街地の国道50号を歩行者天国にして開かれた「第2回水戸まちなかフェスティバル」で披露され、訪れた多くの市民を楽しませた。
 フラッシュモブは水戸芸術館が、来場者が驚く演出で同フェスを盛り上げようと初めて企画した。8〜9月に出演者を公募し、市内外の10〜70歳代の男女約200人が参加。南町2丁目交差点など計5カ所で時間、場所の予告なしに実施した。
 曲が流れ始めると、来場者にまぎれていた参加者たちが踊りながら集結。曲に合わせ約3分間、手の振りや足のステップなどを組み合わせたダンスを披露し、終了後は何事もなかったかのように人込みに消えていった。
 周囲の人たちはびっくりした表情で眺めたり、記念撮影したりした。
 練習はインターネットの動画サイトに載せた振り付けを手本に、個人で取り組んでもらったほか、振り付け担当者が直接指導する全体練習も3回行った。
 参加した北茨城市の会社員、吉久保美佳さん(26)は「動画を再生し何度も練習した。来場者から拍手が聞こえ、うれしかった」と笑顔。見入っていた水戸市の会社員、黒沢一欽さん(37)は「楽しい。来年もあるなら参加してみたい」と話した。
 同フェスはこの日、飲食をはじめとする市内外の物産販売、車いすバスケットボール、音楽やダンスのステージなど多彩な計37イベントが行われ、26日との両日で約6万7000人が訪れた。