11月22日〜24日の3日間。水戸市の県立近代美術館のテラスで、「マルシェ・ド・ノエル」が開催されました。「マルシェ・ド・ノエル」は今年で2回目、フランス・アルザス地方のクリスマスマーケットを再現したものです。洋菓子や軽食、雑貨、お花屋さんなど約50店が並び、一足早いクリスマス気分満載のイベントとなりました。
「マルシェ・ド・ノエル」は、フランス菓子店などを営む30〜40代の5人の女性が企画しました。
近代美術館で、昨年(平成24年)7月の「ストラスブール美術館展」の関連イベントとして開催した焼き菓子フェアに出店された方々を中心に、近代美術館で「マルシェ・ド・ノエル」を開催したいとの申し出がありました。昨年9月に実行委員会が起ち上げられました。
「マルシェ・ド・ノエル」実行委員会の代表は、メゾン・ベニコの宮本亜希子さん。宮本さんはフランスのアルザス地方で菓子作りの経歴があり、本場の「マルシェ・ド・ノエル」を体験し。水戸市内で洋菓子店を開店後、開催に相応しい場所を探していたところ、焼き菓子フェアに関わり、近代美術館テラスから千波湖を望む景色がアルザス地方の風景と重なり、この場所でこそマルシェ・ド・ノエルを開催したい思い立ちました。
近代美術館では、集客に有効と判断。実行委員会に加わり、平成24年11月24〜25日の3日間、第1回の「マルシェ・ド・ノエル」が開催されました。
1回目は3日間の来場者は4千人を超え、近代美術館で開催中の企画展にも、多くの方に入場者していただくことが出来ました。
「マルシェ・ド・ノエル」は、フランスなどで11月下旬〜12月下旬に開かれるイベントです。通りにクリスマス飾りやホットワインなど、飲食や雑貨の店が並んで大いに賑わいます。(写真はフランス・Charleville Mezieresの「マルシェ・ド・ノエル」の模様)
今年の「マルシェ・ド・ノエル」は、規模を拡大し、近代美術館の千波湖側テラスと正面玄関前にテントを並べました。
3日間のイベントですが、18日から設営の準備をスタート。統一感のある木造の小屋が並ぶ本場のマーケットを再現しようと、テントに木材や木の実などの飾り付けを行いました。材料はすべて自然のもので、出店者の皆さんの手作りです。
今年は、50店舗が参加。昨年に比べて21店舗も増加しました。洋菓子店、クレープ店、カフェ、レストラン、ベーカリー、オーナメント等装飾品店、陶芸店、ミニチュア小物店、蜜蝋ろうそく店、生花店、洋品店、生活雑貨店、当館レストランなど、バラエティに富む多くのお店が参加しました。
県立美術館の敷地内のイベントということで、開催には様々な難しさもありました。美術館利用のマナーの普及と作品保護のため、出店者には臭いの強いものを取り扱わないこと。販売・使用する商品・資材等が美術館への文化財害虫の侵入の原因とならないように適切な処置をすること。鑑賞の妨げとなる大きな音を出さないこと。販売する飲食物や植物の館内への持ち込みをしないというマナーを販売する側からもお客さまに周知を図ること。など、出店者と美術館で、真摯な話し合いが持たれてとのことでした。
県は、出店者に対して場所の使用料などはいただいていません。販売用のテントや机は美術館からも貸し出しています。飾り付け、クロス、などは参加店で用意します。店名入りテント・のぼりなども使用可です。
「マルシェ・ド・ノエル」は地方自治体と住民との新たなコラボレーションの姿を具体化するものだと評価します。来年度以降、様々な課題を解決しながら水戸の新たな風物詩として育てていきたいと思います。
3日間のイベントですが、18日から設営の準備をスタート。統一感のある木造の小屋が並ぶ本場のマーケットを再現しようと、テントに木材や木の実などの飾り付けを行いました。材料はすべて自然のもので、出店者の皆さんの手作りです。
今年は、50店舗が参加。昨年に比べて21店舗も増加しました。洋菓子店、クレープ店、カフェ、レストラン、ベーカリー、オーナメント等装飾品店、陶芸店、ミニチュア小物店、蜜蝋ろうそく店、生花店、洋品店、生活雑貨店、当館レストランなど、バラエティに富む多くのお店が参加しました。
県立美術館の敷地内のイベントということで、開催には様々な難しさもありました。美術館利用のマナーの普及と作品保護のため、出店者には臭いの強いものを取り扱わないこと。販売・使用する商品・資材等が美術館への文化財害虫の侵入の原因とならないように適切な処置をすること。鑑賞の妨げとなる大きな音を出さないこと。販売する飲食物や植物の館内への持ち込みをしないというマナーを販売する側からもお客さまに周知を図ること。など、出店者と美術館で、真摯な話し合いが持たれてとのことでした。
県は、出店者に対して場所の使用料などはいただいていません。販売用のテントや机は美術館からも貸し出しています。飾り付け、クロス、などは参加店で用意します。店名入りテント・のぼりなども使用可です。
「マルシェ・ド・ノエル」は地方自治体と住民との新たなコラボレーションの姿を具体化するものだと評価します。来年度以降、様々な課題を解決しながら水戸の新たな風物詩として育てていきたいと思います。