都道府県別農業生産額 12月25日、農水省は「平成24年農業総産出額及び生産農業所得」を公表しました。それによると、平成24年の農業総産出額は8兆5,251億円で、前年に比べ3.4%増加しました。これは、鶏が価格の低下により減少したものの、米の産出額が価格の上昇により増加したことによります。主要部門別に構成割合をみると、畜産計は2兆5,880億円で農業総産出額の30.4%を占めており、次いで、野菜が2兆1,896億円で25.7% 、米が2兆286億円で23.8%を占めています。
 都道府県別では、北海道が1兆536億円と最も多く、次いで茨城(4281億円)、千葉(4153億円)、鹿児島(4054億円)、熊本(3245億円)となり、茨城県は全国第2位の産出額を確保しました。
 茨城県の農業産出額は平成6年以降平成13年まで減少傾向でした。平成14年以降は3年連続で上昇し、その後、ほぼ横ばいを維持しています。平成20年には4,284億円で、平成5年以来15年ぶりに全国第2位となりました。5年連続で第2位をキープしたことになります。
 農業産出額を部門別構成割合でみると、25年前(昭和59年頃)には、米、園芸、畜産でほぼ1/3ずつを占めていましたが、現在は、園芸作物が約50%を占め、畜産、米がそれぞれ約3割、2割となりとなっており、生産構造が変化しています。
茨城県の農業生産額の推移

参考:平成24年農業産出額及び生産農業所得(都道府県別)(2013/12/25)