3月19日、井手よしひろ県議はJR常陸多賀駅前で県議会報告を行いました。
 前日(3月18日)行われた予算特別委員会で行った、茨城県の広報戦略強化に関する質疑について報告しました。
 戦略強化のポイントとして、仝民総ぐるみの広報活動、知事を先頭とした率先垂範、を強調しました。

茨城県のイメージ戦略について
井手よしひろ県議の予算特別委員会での質問(2014/3/18)
 茨城県のイメージ戦略について知事にお伺いいたします。
 都道府県魅力度ランクで、最下位が常連となってしまった茨城県。茨城県には、観光地や農林水産物、食文化に科学技術の集積など、魅力あるコンテンツがいっぱいあるのに、あまり知られていないのが実情です。
 そこで茨城県は昨年7月、この状況を打破するために、茨城県出身のよしもと芸人がタッグを組んで、「いばらきを知ろう! 大キャンペーン」を行うこととなりました。スローガンは「なめんなよ♥いばらき県」と決まりました。
 この「なめんなよ♥いばらき県」との言葉には、県議会から批判の声も上がりました。しかし、皮肉なことに、この県議会での議論をきっかけに、10月中旬以降、テレビ、ラジオ、新聞、インターネットなどで合計46回取り上げられました。
 その広告費換算額は11億7500万円に上ると試算されています。
 また、テレビなどの報道を受け、県のホームページのアクセスも通常時の11.6倍にまで跳ね上がりました。県外からのアクセス数だけをみてみると24.3倍と、茨城を全国に知ってもらおうというキャンペーンの目的が十分に達成できたことがうかがえます。
 そこで、「いばらきを知ろう!大キャンペーン」の中間総括について、知事にお伺いいたします。
【橋本知事答弁】
県議会予算特別委員会での井手よしひろ県議の質疑 「いばらきを知ろうー大キャンペーン」の中間総括についてお尋ねをいただきましたが、昨年7月に本キャンペーンを開始して以来、議員ご案内のとおり、テレビをはじめ様々なメディアで本県が取り上げられたことにより、例えば、フェイスブックやツィツターなどに「茨城を見直した」、「茨城がんばっているね」と言ったコメントが県外の方からも多数寄せられており、茨城を知らない方々に茨城への関心を持っていただくきっかけになったのではないかと考えております。
 一方、県民の皆様にとっても、本県が県外の方々からどのように評価されているのかということを知ってもらうことで、茨城の実力や魅力を見直し、再確認していただくきっかけになったのではないかと考えております。
 特に、県内の様々な団体や企業、多くの県民の皆様からも応援をいただき、ポスターの掲出やステッカーの配布、さらには自身のソーシャルメディアなどでのPRを行っていただくことは、県民自らが茨城のイメージアップのために情報発信していこうという気運醸成にもつながりつつあるのではないかと感じております。
 しかしながら、テレビ局が水戸駅北口のペデストソアンデッキなどで、県民に対して「茨城の魅力は何ですか」、「自慢は何ですか」と質問すると、「何もない」と答えたり、「うーん」と考え込んだりする方がとても多いことからもわかるように、県民自らが茨城県を誇りに思い、その魅力を自分たちが積極的に発信していこうという気持ちはまだまだ不足していると感じております。
 今後は、本県の豊かな自然や名所旧跡、歴史や伝統伝統、豊富な農林水産物、科学技術の集積などの本県の誇るベきものを県民の皆様により、しっかり認識していただけるよう郷土検定の実施などに力を入れていきますとともに、県外に向けて、様々な手段・方法により、本県の魅力を積極的に発信していきたいと考えております。

来年度の新たな展開について【質問:井手県議】
 こうした刺激的なフレーズでの広報戦略は、一時的にパット燃え上がりますが、その反面、短時間で飽きられてしまいます。新たな趣向で、第2弾、第3弾のキャンペーンを打っていくことが必要です。
 今回の代表質問を行うにあたって私は、「おしい広島県」キャンペーンを展開している広島県を調査してまいりました。このキャンペーンはタレントの有吉(ありよし)弘(ひろ)行(ゆき)さんを起用して大きな話題を呼びました。全国的に知られていない豊富な観光資源が広島にはあるのに、あまり知られていない「おしい!」状況を「おいしい!」に変えるべく観光プロモーションを展開し、そのプロモーション映像は「観光映像大賞」を受賞するなど、全国的に話題となりました。
 そうした中、広島県は昨年夏から、広島県出身の俳優・河原(かわはら)さぶ氏を起用し、「おしい!広島県・観光プロモーションに断固反対!」とのキャンペーンをスタートさせました。「おしい広島県、断固反対」キャンペーンでは、街頭演説や「反対チラシ・ポスター」、「反対名刺」を配るなど、「おしい!広島県」反対への支持を訴えています。強面の河原氏の大きな写真が印刷されたポスターは、かなりのインパクトがあります。
 茨城県も新たな展開を戦略的に進める必要があります。
 継続的に茨城をアピールするためのツールとしては、いばキラTVとホームページやfacebook、twitterなどのネット戦略が重要です。いばキラTVは3年目に入り、いよいよ本格的にその存在価値を示していかねばなりません。
 ネット戦略は、より多くの県民自身が情報の発信者になれるよう、茨城の素晴らしを画像や動画、データなどで示す仕組みづくりが必要ではないでしょうか。
 さらに、知事を先頭とする県政のリーダーが自ら茨城の宣伝大使であるとの自覚も必要です。昨年話題となったAKB48の恋するフォーチュンクッキーのダンス動画。神奈川県知事が自ら出演した神奈川県バージョンの動画は、2月末現在で370万件ものアクセスがありました。佐賀県、鳥取県、富山県なども参戦しています。
 こうした点を踏まえ、「いばらきを知ろう! 大キャンペーン」の来年度の新たな展開について知事にお伺いいたします。

【橋本知事答弁】
 来年度の新たな展開についてお尋ねいただきましたが、議員ご指摘のとおり、こうしたキャンペーンは常に新しい話題を喚起し続けることが大変重要であります。
 現在展開中のキャンペーンは、私が綾部祐二さんと渡辺直美さんを昨年7月に「いばらき宣伝隊長」に任命したキックオフイベントに始まり、魅力度ランキング発表時の宣伝隊長による緊急声明、ポスターの作製・掲出、ほしいもやレンコン、袋田の滝など本県の特産品や名所を活かした県ホームページトップへージでのPRなど連続的な様々な手を打ってきたところであります。
 このうち、9月27日に公開した宣伝隊長二人による緊急声明の動画は、これまでの6ヶ月間で、2人合わせて、約6万5千件のアクセスがあります。
 さらに、スローガンに賛否両論があり、議会で物議をかもしたことをうまく利用して、二人の宣伝隊長や県出身のタレントなどを起用し、キャンペーンの趣旨や「なめんなよばらき県」というスローガンの意味を訴えかる動画「なめんなよ いばらき県ザ・ムービー」を作成して先月14日に公開し、公開から約1ヶ月で約4.7件のアクセスがあったところです。
 1ヶ月平均のアクセス数を比較すると、広島県の「おしい広島県」のキャンペーン動画の月平均5.2万件にはわずかに及ばないも「おしい広島県反対」という動画の月平均4万件を大きく上回っており、広島県のキャンペーンにひけをとるものでは決してありません。
 来年度につきましては、 こうした今年度の取り組みを発展させ、本県出身のタレントをテレビ出演や動画などでうまく使いながら、よりいっそう話題になるようなインパクトのあるキャンペーンを展開してまいりますとともに、観光誘客や県産品の販売にうながるよう、様々な魅力ある地域資源に焦点を当て紹介してまいります。
 また議員ご提案のとおり、インターネットの活用は、県民自らが情報発信できる面においても重要でありますので、新たな試みとして、いばキラTVの番組企画で、県の魅力を伝会る動画を公募するコンテストを実施いたすとともに、これまで以上に県民の皆様にも参加していただきながら、本県の歴史や伝統、観光名所やおいしい食べ物などを映橡を使ってきめ細かに伝えてまいります。
 さらに、県ホームページのキャンペーン特設サイトを充実させ、動画や写真を数多く公開しますとともに、県民自らがこれらを情報発信に利用できるような仕組みを作つてまいります。
 しかしながら、キャンペーンは茨城県を知ってもらうきっかけに過ぎず、本県のイメージアップのためには、来県したお客様や県産品を購入していただいた方に、どれだけおもてなしの心を持ったサービスができるかが重要であります。キャンペーンによるPRだけでなく、今後は、県の魅力や誇るべき価値などを県民の皆さんにしっかり認識していただくとともに、先に実施した「おもてなしレベルアップ事業」での調査結果を踏まえ、宿泊施設などでのおもてなしの向上などに努め、真のイメージアップに取り組んでまいりたいと考えております。