仙台市青葉区折立地区の震災復興状況を調査

震災復興フォーラム「復興から再生の明日へ」に参加

「人間の復興へ」写真展
 忘れない。寄り添い続ける―。公明党主催の巡回写真展「『人間の復興』へ」が、仙台市でスタートしました。今後、東北地方をはじめ全国各地で開催される予定です。
 途方もなく積み上げられたがれきを前に、呆然と立ち尽くす女性の後ろ姿。避難所で久しぶりのカレーライスに笑みをこぼす三姉妹。「港を復活してみせる」との気迫がこもった競り人の眼光―。40点に上る写真パネルの一コマ一コマは、“あの日”以来の苦難と挑戦の歩みを訴えずにはおきません。
 仙台国際センターの特設会場には、全国から500人を超える人々が訪れ、思い思いに写真パネルを見入っていました。
 写真展は、本紙東日本大震災取材班が撮りためてきた膨大な量の報道写真のうち、「人間の復興」をテーマに選んだ内容で構成しています。
 被災地ではインフラ(社会資本)の復旧が進んでいるが、今なお27万人を超える人々が避難生活を強いられたままです。震災関連死も絶えない中、被災地の至る所で「風化」と「風評」の“二つの風”が吹きすさぶ。歳月とともに、その勢いは増す一方にあるようにも見えます。
 写真展は、この“忘却”に立ちはだかるための取り組みです。仙台市を皮切りに各地での開催を通して、“二つの風”に抗い、「人間の復興」を進めていきたい。

歩数【1000】歩・移動距離【276】km