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 10月6日、全国47都道府県と1000市区町村の魅力度やイメージを調べる民間シンクタンク「ブランド総合研究所」は、2014年版「地域ブランド調査」結果を公表しました。茨城県は都道府県の魅力度ランキングで、2年連続の最下位となりました。2009年から始まったこの調査では、09年から11年までが3年連続最下位、12年46位、13年、14年と最下位に甘んじています。
 この調査は、ブランド総合研究所が毎年、インターネットを通じて都道府県ごとの認知度やまちのイメージ、観光に行きたいと思うかなど74項目について調べて発表しています。
 上位の結果は、1位が6年連続で北海道、2位は京都、3位は沖縄でした。
 項目別に茨城県の順位をみると、「IT・先端技術の地域」では3位、「学術・芸術の地域」では5位でしたが、「観光意欲度」は、6年連続で最下位でした。ブランド総合研究所は、「観光の魅力が都道府県の魅力度に直結しており、その結果がランキングに表れた」と分析しています。
 また、今回調査では、県内出身者による県への愛着度は前年より高くなりました。
 工業生産高全国6位、農業生産高全国2位。茨城県は、筑波山や霞ヶ浦、総延長190キロメートルに及ぶ海岸線など、豊かな自然と温和で暮らしやすい環境に恵まれています。
 また、つくばエクスプレスや北関東自動車道をはじめとする4本の高速道路、茨城港(日立港・常陸那珂港・大洗港を統合)や茨城空港など陸海空の広域交通網の整備が進み、工場立地面積では全国1位を続けています。今後さらに大きく発展する可能性を有しています。
 住んで、暮らして良い地域が、観光魅力度が高いとを限りません。本当の意味での地域の魅力を高めることに全力を上げていきたいと思います。
 ブランド総合研究所には、74項目の評価のウェイト付けなどについて詳細な情報の公開を求めたいと思います。
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