旭町の海岸部の津波避難路の整備計画がまとまり、10月8日、地元説明会が開催されました。
この地区は、東日本大震災を受けて実施された津波シミュレーションで、レベル2津波が発生した場合、地表面から2〜5メートル浸水するとされました。地元住民からは、地震発生時に速やかに安全な崖上に避難できる施設の整備が要望されていました。
日立市では、平成24年10月に国の復興交付金の交付対象に申請し認められました。
今回整備されるのは、鋼製避難階段(正方形のらせん階段、延長50メートル、高さ22メートル)で、10段に1箇所踊り場が設置されます。ユニバーサルデザインのを採用し、蹴上がり15センチ、踏み代30センチ。階段部1.3メートル、通路部1.5メートルに転落防止柵を設置します。停電時でも利用可能な太陽光発電パネルと蓄電池、照明機器8灯を整備します。
この避難路が完成すると、今まで約13分かかっていた徒歩での避難時間が、約9分に4分間短縮できると説明されています。
来春2月には着工し、来年10月頃までには完成させたいと計画しています。