
大半の市町村選挙管理委員会は「夜間の投票者数が少ない」こと、「期日前投票が浸透している」ことなどを、理由に挙げています。「投票機会の拡大」という公職選挙法の趣旨に反するという指摘もあります。
1997年の公選法改正で、投票所については「午前7時に開き、午後8時に閉じる。ただし、市町村選管は、投票に支障がないと認められる特別の事情のある場合に限り、閉じる時刻を4時間以内繰り上げることができる」と定められています。
総務省によると、昨年7月の参院選での全国の全投票所に対する繰り上げ率は34.7%でしたが、県議選での繰り上げ率はその2.3倍になりました。
公選法の規定に基づき朝7時から8時まで投票所を開けるのは、水戸市、龍ヶ崎市、北茨城市(3投票所を除く)、牛久市、ひたちなか市、守谷市、稲敷市、阿見町、美浦村、河内町の10市町村です。
近年、県議選の投票率は5割を割り込み、この12月の選挙も投票率低下が懸念されています。民主選挙にとって低い投票率は大きな問題です。

