茨城県議選の投票率 井手よしひろ県議は、茨城県選挙管理委員会事務局に対して、12月14日に行われる県議選の繰り上げ投票の状況について問い合わせしました。その結果がまとまり、34市町村1168投票所において繰り上げ投票が実施されることが分かりました。これは、全投票所の80.5%に達しています。
 大半の市町村選挙管理委員会は「夜間の投票者数が少ない」こと、「期日前投票が浸透している」ことなどを、理由に挙げています。「投票機会の拡大」という公職選挙法の趣旨に反するという指摘もあります。
 1997年の公選法改正で、投票所については「午前7時に開き、午後8時に閉じる。ただし、市町村選管は、投票に支障がないと認められる特別の事情のある場合に限り、閉じる時刻を4時間以内繰り上げることができる」と定められています。
 総務省によると、昨年7月の参院選での全国の全投票所に対する繰り上げ率は34.7%でしたが、県議選での繰り上げ率はその2.3倍になりました。
 公選法の規定に基づき朝7時から8時まで投票所を開けるのは、水戸市、龍ヶ崎市、北茨城市(3投票所を除く)、牛久市、ひたちなか市、守谷市、稲敷市、阿見町、美浦村、河内町の10市町村です。
 近年、県議選の投票率は5割を割り込み、この12月の選挙も投票率低下が懸念されています。民主選挙にとって低い投票率は大きな問題です。

茨城県選繰り上げ投票の状況