
東日本大震災後の市の経済発展、風評被害の払拭を目的に推進してきた日立市議会公明党(助川吉洋幹事長)のメンバーはこのほど、おさかなセンターを視察し、担当者に現状を聞きました。
風評被害の払拭に一役/2カ月で集客が15万人超
茨城県東海村から国道245号で日立市へ北上すると見えてくる「道の駅 日立おさかなセンター」。1992年に完成してから、日立市の“玄関口”として、にぎわいを見せていました。
それが東日本大震災後、福島第1原発事故による風評被害で日立市の観光客は、例年の約半数にまで激減。おさかなセンターも打撃を受け、地域経済に甚大な被害が及びました。
こうした事態を受けて公明党の額賀俊彦市議(当時)は、以前から主張していた道の駅の整備を強く求めました。その後も、市議会公明党が経済面における復興対策として、2012年度の予算要望などで引き続き訴え続けました。
その結果、おさかなセンターは今年4月、駐車場(109台駐車可能)や24時間利用可能なトイレの完備、道路・観光情報を発信する情報提供施設の整備を行い、国土交通省から「道の駅」として認定を受けました。
さらに9月下旬には、リニューアルオープンして集客数は大幅に増え、11月末までの約2カ月間で15万人を超えました。

市は今後、県内にある他の道の駅にパンフレットを置き、リニューアルされたホームページなどでも周知を図っていく予定です。
視察後、助川幹事長は「各地に日立市の魅力を伝え、集客が増えるように情報発信をさらに推進していきたい」と語りました。